週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

今回も魅力再発見 野鳥と古墳巡り その2

2013年02月04日 | 里山歩き

 2月3日の続きです。

 峰山の東側の斜面を下っていく。結構急な道だが、時折迂回路が設けられており、急な段差を避ける工夫がされている。
 時間は10時前。日差しがあまりに気持ちいいので、道脇のスペースにザックをおろして寝転ぶ。少しウトウトしていたようで、気がつくと、隣に年配の方が座っていた。若々しく見えたが、実際には74歳とお聞きしてびっくり。好きなことをしているのが元気な秘訣で、下手でもゴルフはやめられないとか。軽装だったので近所の方かもしれない。間もなくその方の奥さんが昇ってこられた。こちらは小さめのザックとストックをもっておられ、私の靴を見て「一目でわかるいい靴ですね。」としておっしゃることから、ご夫婦とも山登りの経験者であることがわかる。お互い気を付けてとあいさつを交わし、お二人は登っていく。私もザックを背負って降りていく。途中、杖を突いたご年配の方とすれ違ったので、「お元気ですね」と声をかけると、笑いながら「もうフラフラですよ。」とおっしゃる。だが、しっかりとした足取りで登って行かれた。

201302031026_162  栗林トンネルの上を通過するあたりに紫雲の広場がある。徒歩以外ではたどり着けない場所だが、トンネルわきの道からなら、割と簡単に来られるようだ。ここらかの見晴らしもいい。
 実は、昨年tomi3さんの撮った高松祭りの花火は、このあたりから撮ったのではないかと思っている。この夏、可能であればこの場所から狙ってみたい。

 室山・紫雲山方向へと登っていく。稲荷姫塚古墳に寄って、それから栗林公園の上に出ようと思っていたのだが、そのうち道はどんどん下っていく。どうやら違う道に入り込んだようだが、引き返すのも大変なので、そのまま下り続ける。途中、目の前を横切って、脇の木にとまった野鳥。今日もっとも接近で来た鳥だった。シロハラのように見える。
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201302031111_184_2  奥の池の脇に下りてきてしまった。池を回り込んで鶴尾神社の下を通り、あとは平地を帰ろうか・・・と思っていたが、御殿へ抜ける工事中のトンネルを見ようと思って、住宅地の細い道を進む。御殿側と同じように綺麗なトンネルができつつあるが、工事は進んでいるのだろうか。
 ここまで来て、切通峠を御殿側に抜けるか、再び浄願寺山を登るか迷う。時間はまだ11時。山の上で昼食を取ろうときめ、朝下りてきた浄願寺山頂上への道を、昇りはじめる。

 

201302031121_191 切通峠の分岐で「コツコツコツ」と木をたたく音。見上げるとコゲラの姿があった。

 200mちょっとの高さとはいえ、急な登りなので結構きつい。だが、足よりも先に背中が痛くなったのでザックを下ろして休んでいると、若いカップルに追い抜かれた。少し体を伸ばしてから登り再開。右に野山を見ながら登っていると、トレイルランだろうか、飲み物片手に小走りに下って行く人とすれ違った。

 

201302031251_196  鉄塔・三角点を通過して、東展望所まで戻ってきた。見おろすと、今日歩いた距離がわかる。赤い矢印が奥の池脇に下りてきた場所。

 ここで固形燃料のストーブを取り出してお湯を沸かすつもり。来週の冬山に備えて使ってみたかった装備。うまく使えれば、翌週の高瀑でも温かいものが食べられる。

201302031257_201  平たい石の上にストーブを展開して固形燃料を乗せる。マッチで火をつけようとするが中々付かない。10本近くを費やしてやっと着火。

 かなり火力が強いようで、ほどなくお湯が沸いた。お湯で戻す炒飯の封を切り、お湯を注ぐ。

 山登りグッズの店で扱っている食事だが、お湯や水だけで戻せるので非常食にも使える。15分ほど待っている間に、2組のカップルが到着。ここからの眺めに歓声を上げていた。

201302031259_206  出来上がった炒飯で昼食。まあそれなりの味である。冬山で温かいものを食べられると思えば、これは十分だろう。他にドライカレーなどがあるので、こちらも楽しみだ。

 食事を終え、片づけをしていると周辺では、野鳥が戯れている。木々に邪魔されなかなか上手く撮れないが、じっくり時間をかければいろいろな鳥が撮れるだろう。

 

 朝登って来た道を、今度は降りていく。だが、久しぶりに膝が痛み始める。下りの急斜面には木で階段が組まれているが、その方が膝には堪える。休みながら階段を下り、通常の斜面になると、この方が膝にはよっぽど楽である。工専寮の裏側まで降りてくると登山道(遊歩道?)は終わり。途中にあるお墓にちょっとお参りしてから家に戻る。

 家に戻ると、靴を脱がずにまずアイゼンとスノーシューを足に合わせてみる。ぴったりと合うのを確認して靴を脱ぐ。その途端感じる解放感。歩いている最中は思わなかったが、この靴の重さと密着感はかなりのものだ。

 今日の裏山巡りは、21,896歩。こんなにも身近な場所なのに、今回も多くの魅力再発見。

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今回も魅力再発見 野鳥と古墳巡り

2013年02月03日 | 自然写真 野鳥

 来週の連休は、KENさんのお誘いで白猪谷~瓶ケ森冬期山小屋泊まりである。その装備を揃えている最中、今までの靴では12本爪アイゼンが取り付けられないため、革製の本格的な登山靴を新調することになった。今日は靴を慣らすためと、使ってみたい装備を試すため、家からすぐの裏山へ登ることにする。
201302030706_083  せっかくなので朝日を拝もうと思って、6時半出発。しかしながら、到達までの時間を間違っていたようで、日の出が臨める東展望所への到着はぎりぎり。
 靴を新調する際、モンベルでアドバイスを受けながら選んだ。少し大きめの靴に厚めの靴下をはき、紐をしっかり締めてつま先に負担がかからないようにする。そうアドバイスを受けていたが、紐の締め方がまだ緩かったようだ。朝日を見た後で締め直すことにする。
 低い位置に雲がある為、太陽が顔を出したのは7時5分頃。何とか間に合った。特に何の特徴もない朝日だが、やはり日の出の瞬間というのは神秘的な気がする。
 靴ひもを締め直し、山頂への道に戻ってすぐ、新たな看板が。浄願寺山古墳群とかで、50以上の古墳が指定されたらしい。昨年にはなかったものだ。写真は看板と10号古墳の石室。
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201302030749_113  三角点を過ぎ、道は山の西側に出る。鉄塔からの開けた風景は、お気に入りのひとつである。香東川河川敷を眼下に、遠くに高松西ICが見える。
 浄願寺山を切通峠側に降りる道は、かなり急だが、以前通った野山への道ほどではない。切通峠まで降りると、そのまま峰山への登山道(?)を登る。登る途中で見た野鳥(ジョウビタキ?)
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 南東方向に見えた風景。たなびく煙が不思議に見えたので撮ってみたが、レンズにゴミが付着していたようだ。見たイメージと異なるが、これも今後の課題と出来る。

 山道を登りきると、舗装された車道に出る。「峰山ハイキングコース」の標識に従い、東へと進むが、この時少し西に進んでいれば、今日の目的の一つ「猫塚」に寄れたのだが、今回は逃してしまった。

201302030859_137_2  ハイキングコースを歩いていると、木々の間を飛び回る野鳥に誘われる。残念ながら、レンズを向ける間もなく飛び去ってしまうが、時折撮る間だけ留まってくれる鳥もいる。
 写真は肥満気味のメジロ?
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 車道が終わり、舗装されたハイキングコースとなる。その入口にかかっている石清尾山古墳群の看板。小学校時代の遠足で来て以来の古墳巡りである。ここにくるまでに、姫塚・小塚とあり、次に来るのが、石船塚古墳である。
 記憶にあるのは、鏡塚・石船塚・姫塚・猫塚位だが、その後の調査で増えたのだろうか。小学校時代の記憶なので、周辺の景色も道も、まったく覚えがない。
 下の写真は石船塚の方墳部分と、石棺。
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201302030934_155  更に進んで鏡塚、北大塚。北大塚は3つの古墳が連なったように並んでいる。右の写真はその真ん中にある北大塚古墳。これだけ見るとがれきの山にしか見えない。調査して古墳の存在を確認したのだろうが、この風景を見ると、調査の難しさを感じてしまう。

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 北大塚西古墳まで来ると、眼下に谷、市街地方向を見ると、中央市場の辺りからサンポートや女木島がみえる。4世紀と21世紀が混在する世界、不思議な感慨がある。

 ここからの景色でふと思いついたのだが、夏の花火大会をここから見たらどうだろう。結構いい場所に思えるが、木々が少し邪魔するかな。

 このまま峰山ハイキングコースを歩いてもいいが、今日はもう一つ目的がある。その為、少し戻って石船塚のところから紫雲山の方へと降りていくことにする。

 つづきます。

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