週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

快晴 剣山縦走?

2014年09月17日 | 風景写真

9月14日の遠征記です。

やっと晴れの予報が出た週末、今年二度目の剣山へ。8月の中旬、黄色い花の咲く時期に訪れたいと思っていたが、台風やそれに続く雷雨の為訪れることができなかった。高瀑行も中止になったので今年は黄色い花を見ることができなかった。今回は、この先剣山系で見たい風景の為の下見を兼ねての遠征である。

 早朝4時に出発し、R438で見ノ越へ向かう。疲れていたのか、途中30分程の仮眠をとって、見ノ越に着いたのは7時前。登山靴に履き替え、装備を背負って7時5分に登山口の鳥居をくぐると、リフト脇の道を、ゆっくりしたペースで登っていく。私の場合、歩き始めてすぐに息が上がってしまうので、意識的にペースを落としているのだが、それでもやはりきつい。それでも一度喉を潤した他は休むことなく登れたため、西島駅まで35分で到達した。この時間、まだリフトは動いていない。先行していたいくつかのグループが休憩している横で、ザックをおろす。

 西島駅から見た風景。快晴で、気持ちのいい風景である。
20140914_074801

 前回は一番楽なルートを選んだが、今回は刀掛の松を経由して、一の森を目指す。陽が昇って暑くなってきたので、ウィンドブレーカーを脱ぎ、ザックに入れ、代わりにD300sを取り出す。今回、初めてカメラの固定バンドを持ってきたので、歩くときにカメラを固定できる。

 途中で見た草花をいくつか。
Flower0914

20140914_090022  行場エリアを過ぎると、目的地の一つ、穴吹川源流である。ここで予想外のものに出会う。
散りかけてはいるが、今年最初で最後の黄色い花! ミスってピンボケなのが今年の運勢を表している?

20140914_091318  穴吹川源流の谷は、小さな滝の連続。三脚をセットしていると、後ろから追いついてきた人がいる。西島駅でルートを変えてから誰にも合わなかったのが、不思議だったので、黄色い花を話題に少し会話を交わす。近いのでよく来るとのことだが、実際は高松から来ているそうだ。私が滝めぐりが中心だと話したら、付近でどんな滝がいいか尋ねてきた。別れ際に、「三枚とべ」のことを聞かれたので、思った以上にいい滝であったと答えたのだが、昨年初訪瀑を果たしておいてよかった。

 穴吹川源流谷を過ぎ、なだらかな歩きやすい道を1時間で一の森頂上に到着。先ほど会った人と入れ替わるように頂上に立つ。頂上の標識と一緒に写るよう三脚をセットすると、バックに剣山が入ってくる。できればこの写真をFBのプロフィール写真にしようと思っている。

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 一の森から降りる途中の風景。枯れ木と剣山の位置関係は、今の自分ではこの程度。
20140914_101155

 一の森から二の森、経塚森を経由して剣山へ。瓶が森を思わせるような笹の平原を抜ける道は、暑い日差しと涼しい風がとても気持ちいい。
 剣山東テラス手前から、来た道を振り返る。一の森に雲がかかっているのが不思議な感じ。
20140914_105855

 剣山東テラスで昼食。時間は11時だが、ここで昼食を取る人は多い。
ざっと見て、頂上付近にいる登山者は100名を超えているようだ。しかし、一の森方面から来る、または一の森方面へ向かう人はほとんどいないようだ。

 剣山頂上から次郎笈を臨む。春には寒風の為トライできなかった四国第三位の頂上を目指して、頂上からの急坂を下りていく。
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 次郎笈に向かう道は、遠目には平坦に見えたが、実施にはアップダウンが多く、結構きつい。
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 次郎笈頂上まであと少しというところから、急な登りが始まる。今日歩いた中で、最も厳しいところだ。
 頂上に着いたのは12時半。ここで昼食を取る人も多いので、狭い頂上は落ち着かない。頂上からの風景を撮るのもそこそこに下山する。この頃にはかなり膝にきていて、降りる方がつらいので、ゆっくり慎重に急坂を下りていく。
 縦走路に合流してから、御神水でポットに名水を入れ、後はまっすぐ下る。西島駅に着いたのは13時42分。これなら、予定の時間に帰宅できそうだ。

 西島駅より少し下った場所から剣山頂上方向を臨む
20140914_134518

 西島駅からの下りでも、多くの登山者とすれ違う。なかには重装備の人もいて、連休を利用したキャンプを楽しむのだろうと思われる。軽装備の人も結構いるが、私にしてもカメラ機材がなければ、装備は軽かったろう。
 見ノ越まで戻ると駐車場は一杯である。駐車場からあふれて、道脇にかなりの数が停まっている。ここまで多くの人がこの山にいるとは思えなかったが、違うルートもあるし、時間もまだ早いので、登っている最中の人も多いのだろう。
 リフトを使わなくても、剣山はそれほど苦労する山ではない。もちろん気を抜けば危ないが、軽装備で、ペット連れでも登れる山だということだ。しかし、今日選んだ一の森ルートは、高瀑と同じくらいの難度がある。見どころが多い分、少しきついくらいが楽しいと思う。

 見ノ越で土産を買って、14時45分出発。、祖谷方面への道が通行止めになっているため、来た道をそのままつるぎ町へと戻る。国道とはいえ道は狭く、離合が難しいので、先行車に追いつき、後続車に追いつかれ、数台が連なってしまいペースが遅くなってしまった。

 帰宅したのは17時10分。やはり予定時間を少しオーバーしてしまった。

 予定していた行程はクリアしたが、さすがにきつかった。でも、来るたびにこの山が好きになってきた。またこの山の違う表情を見たいと思う。

 本日の走行距離 186km 19,155歩

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雨上がりの鳴滝から未訪暴滝へ

2014年09月08日 | 自然写真 滝

  週末になると雨、しかも雷雨予想ばかりで、8月はほとんど動けなかった。9月最初の日曜日となった7日、夜半に激しく降った雨も朝には止んでいた。山間部での雨の状況が不明なので、遠征を躊躇してしまうが、とりあえず装備を積んで祖谷方面を目指してみる。

 早朝で車が少ないので、ゆっくりしたペースでR193-R192-R438と走る。メーターでの燃費は23kmを表示している。下りとEV走行のおかげである。しかしR438一宇付近、離合の難しい場所でダンプに遭遇してから先に進む気力が失せてしまった。引き返して鳴滝までもどり、雨上がりで増水した滝を撮ることにする。
 国道から遠望した時には、さほど増水したようには見えなかった。実際に傍で見ても瀑流にはなっていない。程よい水量で、この滝の優美さがより感じられる。
 最初に駐車場のそばの滝見橋から、そして、少し上って中段展望台から。
20140907_1
Ds8_1337
 駐車場のある場所から下に下りると、さらにもう一段滝がある。三段あるといわれる鳴滝の下段がこれだと思っていたが、中段展望台から見えるのが、上段・中段で、下の滝は別の滝として扱われる様だ。
 二つに分岐した流れの片方は岩陰で見えにくい。またこの滝の下は水力発電の取水用に堤が築かれている。

Space Space_2
Ds8_1341  ここには土釜という名所もあるが、濁流の流れる状況では撮る気にもならずスルーして、国道から鳴滝を遠望。貞光川に流れ込む一番下の部分も滝と呼んでもいいような感じで、鳴滝とは七滝から変化したものだというのがうなずける。

 一時間、鳴滝の傍らにいるうちに気力が回復してきたので、未訪暴滝へトライを決める。

Space_3

 香川と徳島の県境近く、夏子ダムより少し上流で、曽江谷川にながれこむ太尾谷にかかる滝。この滝はローマさんのブログでも紹介されており、普段は水量の乏しい滝だが、今なら期待できる。
Ds8_1345_2  R193から太尾谷に沿って入った道は、舗装はされているものの、左右から藪が迫っている。藪をかき分け約500mで目印のガードレールが見えてくる。少し戻ったところにスペースがあるのでそこに停め、長靴に履きかえて、100m程進むと眼下に二重滝が見えてくる。

 桂さん・竹野さん・ローマさんのHPで見たのとは全く異なる表情の二重滝。これほど水量が多いと逆に興ざめかも。しかしこんな機会はなかなかないだろうから、流れの中に三脚を据え、いろいろな設定で撮ってみる。
 二重滝という名だが、実際は三段の小さい滝で、上段の流れが勢いよく飛び出してくるのが見える。対岸へ渡れば別の表情が見えるかと思うが、今日の流れで流れを渡るのは長靴でも敬遠したい。
 道に戻って最初のガードレールのところから川に下りていく。こちらは荒れた急斜面で、下方から豪快な水音がするので、滑り落ちないように慎重に下りていく。突き出した岩陰から、太尾の滝が姿を現す。

Ds8_1358  
Ds8_1374
 流れが強くて、滝を正面にとらえられない。
水量が多すぎるのも、時には問題かも。

 長靴なので流れの中に三脚を立てて撮影する。この日の流れだと、唯一の場所だと思える場所である。ここでも設定を変えていろいろ撮影してみるが、露出優先モードでは露出がうまく設定されないようで、マニュアルモードで試行錯誤しながらの撮影である。

 一時間以上滞在して、太尾谷を離れる。次の目的地は、水量を当てにして竜王山の細井の滝である。
Space_4
Ds8_1389
 香川県内に戻り、内場ダム方面へ、そして竜王山キャンプ場へのルートをとる。道が川から離れていく場所に車を停め、再び長靴を履いて藪を抜けると、細井の滝である。

 手前側、崖から落ちてくる流れをまともに見られたのは、初めてである。朝方までの雨であってもこの程度なのかもしれない。奥に見える斜瀑はかなりの水量なので、この状況が最良と思われる。

 細井の滝の全貌を見れたので満足して帰路につく。
 時間は昼を少し回った頃。青空が広がり始めているが、どの滝も道なき場所にあるため、今日はかなり体力を消耗しているので、終了とする。

 途中のコンビニで昼食を取って、帰宅したのは13時半。三脚と長靴とズボンを泥まみれにした、久しぶりのお出かけであった。

 走行距離159km 4,360歩

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