「山の手線に跳ね飛ばされて怪我をした、その後養生に、
一人で但馬の城崎温泉へ出掛けた。」
~「志賀直哉・城崎にて」
私はもちろん大丈夫です。
雨が降って、ひんやり冷えた週末
高校の後輩チッチと、久々の旅行。
「高知と東京の中間あたりに旅行いこう」
なんとなく「城崎」と決めてから、行き方を調べると
けっこう遠い・・・・・でも気持ちは城崎になっていたので
旅館を予約し、いろいろサーチした結果
チッチは高知→三宮までバス
三宮から特急「はまかぜ」に乗って
私は、品川から新幹線で姫路へ。
チッチの乗る「はまかぜ」に姫路から乗り込みました。
姫路から城崎温泉まで、2時間弱
駅弁を食べて
久々の再会で積もる話をしていたら、つきました。
駅前から目の前に広がる景色は、すでに素敵な町並み。
テンションあがる。
温泉街を周るバスに乗って、今回の旅館「喜楽」さんへ。
バスに乗って目にする温泉旅館は、どこも風情があって、良かったです。
次はどこに泊まるか、なんて思ってしまうほど。
旅館の方たちも気さくで
ほんと古きよき趣。
消火器かわいい。
使うときはどうするのかな?
色浴衣のプランだったので、お互い選んで着付け
(私は帯を結べないのでチッチに結んでもらう)
早速外湯めぐりへ。
開運招福の一の湯
湯上りにビネガー
ここのおじさんのホスピタリティが良かったです。
いちごビネガーラテを飲みました。おいしい!!
思わず5種類中4種類(ひとつは普通な感じだったのでやめた)+梅ビネガーを買って
おうちに送りました。
飲むお酢は最近よくみかけるし、飲んだことあるけど、
ここのは一番おいしい!!と思う。
小物屋さんや
スイーツ、耳つぼエステなどいろいろなお店が集まっているところ。
城崎ジェラートなど、惹かれるものはたくさんあったけど、
夜ごはんの時間が迫っていたので、ぐっと我慢。
それでも、夜ご飯はたっぷり!!で、食べきれないほど。
旅行のときは、ダイエットを忘れて・・・(旅行のときは?)
終わったら、「9番」に電話して、と言われていたのに
話に夢中で、まったりしすぎて。。。。
「すみませーーーーん。どうですかねー?」
と仲居さんから声をかけられてから
「あ!電話!!!」
と気づいた私たち・・・・。
ごはん食べてから、外湯にくりだしました。
鴻の湯へ。
ここは何の湯だったかな。
外にはこうのとりがいました。
湯上り、まったり中。
7つもある外湯。
なかなか全部は難しい・・・・
翌朝、すっきり目覚め
翌日も外湯「御所の湯」(美人の湯)にいき、
朝食を食べてから
駅まで散策しながら歩いて
10:35のバスで三宮まで戻りました。
バスの切符売り場と、乗る前にコーヒーをテイクアウトしたおしゃれな喫茶店
そこの店員さんたちが、ホスピタリティ精神ゼロ・・・な感じで
せっかくこんな観光地なのに、もったいない、と思いました。
やはり、どんなに素敵なお店でも便利なものでも
もてなしがそんな風だと、がっかりしてしまいます。
あのビネガー屋さんのおじさんみたいな人だとすばらしいのに。
でも、城崎。
素敵な温泉街でした。
また行きたいと思える場所でした。