登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

女峰山・寂光の滝ルート

2017年09月14日 20時20分39秒 | 日光連山
H29年9月14日、寂光の滝から女峰山を歩いてきました。

黒岩尾根とほぼ平行に走る寂光の滝ルート、女峰山のクラシックルートですね。
ヤシオが咲く尾根としても知られており下見を兼ね歩いてきた。

このルートはロングコース、多少は笹薮はあるだろうと思っていたが延々と続く笹尾根・・・
目的のヤシオは古木のものが多く見ごたえありそうだが、この笹藪がネックとなりそう

寂光滝駐車場6:05~若子神社~寂光滝6:10~祠6:45~裏見滝・寂光滝分岐7:45~モッコ平7:55~石仏8:55~9:10馬立分岐9:20~水場10:25~10:40唐沢小屋・昼食11:00~箱石金剛・竜巻山11:25~黒岩遥拝石11:55~12:10八風12:20~羽黒尾根・黒岩尾根分岐12:40~電波塔13:00~羽黒尾根の石祠13:50~車道~14:20寂光滝駐車場
8時間15分の山散歩でした。

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寂光の滝から時計回りの周回


若子神社からのスタート
山伏達がここを起点にして女峰山に登り山の中で様々な修業したとのこと。
江戸時代ではとても反映した場所だったとか。


鳥居の元に鎮座する石仏


芦沢にかかる寂光滝を眺めてからのスタート
滝壺まで近づくことができるので、滝の前に立つとマイナスイオンをたっぷり浴びることができる。


若子神社裏から山道へ。
自然林の中にそびえる巨木。根本には祠があるので、ご神木なのかもしれませんね。笹薮が薄いのはここまで。


ブナ、ミズナラ、ヤシオなどの自然林の中を進むが、次第に笹薮がうるさくなる。
この時はすぐに笹尾根は終わるであろうと安易に考えていたが・・


自然林を抜けて、カラマツ地帯に入ると笹とワラビの斜面となり


さらに進むと背丈ほどの笹薮となる


カラマツ地帯は綺麗な林である。中にはスカートはいたカラマツも見られる。


裏見滝ルートと合流する。


標高1600m付近から猛烈な笹薮、標高1700m辺りからモッコ平に突入する。
なだらかな平原が延々と続いている。地図は実線の道なのにルートは笹に覆われているからウンザリする。 
登山道を示す目印は随所に有るから迷わないが、ガスにまかれてしまったらアウトかも知れない。


ヤシオは古木が多く花時期は良さそうだが、この笹を何とかしてほしい。


道がトラバース気味になって沢筋を渡ると笹薮の中に忽然と道標が現われる。
道標があっても一面笹原で登山道は見えない。


かなりの巨木のカラマツが林立している。秋は綺麗かも知れないが笹薮続きに・・気持ちが折れそう~


背の低いカミさんの姿がときどき笹に隠れてしまうので離れ過ぎないように、見失ないように


忽然と石仏が。何かいわれが有りそうな・・


ガレ沢が見えてきた。ここを降れば馬立の分岐点に出る。


馬立の分岐点。これまで笹薮続きで休憩なし、ここで一息入れる。
ここまで約2時間半は笹薮のラッセル続き。
カミさんは「このルートはもう誘わないで」と。


笹にのった露で腰から下はビッショリ


馬立の分岐の道標


ここから先は以前に何度も歩いているので様子は分かっているので気が楽である。


以前歩いた時は工事中であったが、大規模な砂防工事は終わったようだ。


ガレ沢の横断地点、ここを渡れば水場へ


避難小屋下の水場。冷たい水でした。湧き水だから安心して飲める。


ガレ地越に女峰山が見えるが山頂付近はガスがかかっているようだ。今回も山頂からの展望は期待できない。


唐沢小屋着。小屋前で昼食とする。


唐沢小屋の脇に不動様と石祠。
ガスで眺望は得られそうもなく女峰山頂はパス、下山とする。


前女峰山のガレ沢を横切って・・


歩き易い樹林帯の中の山道を降ると箱石金剛の道標


箱石金剛のちょっと上に竜巻山ピークがある。折角なので寄ってみる。


ガスで展望は良くないがこの笹の斜面にときおり陽が射しキラキラと輝く、綺麗ですね~


この一角にだけ咲いていたシロヨメナ


黒岩遥拝石へ着く。残念ながらガスで渓谷の絶景は見られない。


春先の黒岩山はお花畑となるが今は花は少ない


八風に着いた。これから先はまた笹尾根となることからここで最後の休憩とする。


羽黒尾根・黒岩尾根分岐。ここから羽黒尾根を降る。


電波塔に着いた。ここまで降れば後は尾根を外さないようにすれば良い


ヤシオ時期は華やかな尾根だが、今は歩く人もなくひっそりと静まりかえっている。


道迷いもなく無事に寂光の滝駐車場に戻った。


期待した尾根であったが、ず~と続く笹薮に使えそうもなくガッカリでした。
この周回ルート、誰にも出会うことがない静かなものでした。