穂高岳・涸沢パノラマコース(その1)からの続き
今日の行程は、パノラマコース~新村橋~上高地
9月20日:涸沢ヒュッテ6:15~屏風岩コル7:30~屏風ノ頭(往復)9:00~9:35水場9:45~奥又白谷分岐10:20~新村橋11:05~11:15徳沢園(昼食)11:35~明神館12:20~13:00上高地バスターミナル
約7時間の山散歩でした。
夜中に起きた際には満天の星空であったが、朝方は薄っすらと曇り空
涸沢ヒュッテ付近のナナカマドは一部色付きはじめている。
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まっちゃんご夫婦が奥穂へ出発するのを見送って・・奥穂往復とのこと。お気をつけて
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モルゲンロートを期待して粘ったが残念ながら陽は充分に届かず鮮やかさはいま一つ
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パノラマコースは涸沢ヒュッテの少し下にある分岐から始まる。
前穂高岳の北尾根の北面をトラバースするため、涸沢ヒュッテで最新の情報を入手する。
今年は9月1日から通行可となったとか。
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ミヤマハンノキなどの灌木帯を少し登った所から涸沢カールを振り返って撮影、絶景ですね~
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前穂高北尾根の稜線に出るまでにロープや鎖などがあるトラバースが続く。
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岩棚に付けられたかなり狭い登山道、山側にロープが付けられているが、雨の時や残雪時は避けたいものです。
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足もとが崩れている所もあり慎重に
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さらに高度が上がると槍が見えるようになりテンションアップ
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前穂高岳北尾根の稜線上の鞍部に出た。尾根の右手に上高地方面の展望が開ける。正面のピークは屏風の耳。
ここで前穂高岳北尾根のバリエーションルートが写真手前方向に分岐している。
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尾根道をさらに進むと槍~前穂の稜線が丸見え。写真に納まりきれない雄大さ
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屏風のコルから下り始めるところが屏風ノ頭への分岐となる。屏風ノ頭への道標はない。
ここにザックをデポし空身で往復する。
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賽の河原、紅葉が始まっている。
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展望も申し分ない。北穂~大キレット~南岳。右手は屏風ノ耳の斜面
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右手に常念山脈、左手に槍穂高連峰。何とも贅沢な尾根ですね。
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屏風の耳の南峰には三等三角点。
穂高連峰から槍ヶ岳にかけての絶景ビューポイントすね。
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屏風ノ耳から望む槍・穂高高連峰。まさに大パノラマです。
左から前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳。
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上の写真の右には、北穂高岳~大キレット~南岳~槍ヶ岳。
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さらに右には、槍ヶ岳~大天井岳。手前のピークは屏風の頭
屏風ノ耳~屏風ノ頭へは歩かれる人も少ないとみえ不明瞭、ハイマツ帯の中の急斜面でガレ場や切れ落ちた所もあり慎重に行く。
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屏風の耳へ到着。ケルンに尖がった石を積む。
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屏風ノ耳よりも標高があるのでさらに展望が良い。
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左手に屏風ノ耳、中央に前穂、右に奥穂
屏風ノ耳にハイカーが立っているのが小さく見える。
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槍が岳をアップで撮り、下山とする。
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大天井岳~常念岳と紅葉を
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前穂~奥穂~涸沢岳と紅葉を
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屏風のコルへ戻り、早稲田尾根の西側のお花畑の中を下る。
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U字型の谷を梓川の流れを見ながら下って行く。この附近は花時期は綺麗でしょうね。
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ガレ場。ここで小休止。水場としても使えそうでした。
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振り返り見る屏風のコル
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奥又白谷河原から前穂高岳北尾根のノコギリ状の岩稜を見上げる
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奥又白谷河原から少し下った所に奥又白池に向かう中畠新道への分岐がある。
上部に伸びる松高ルンゼを登ると奥又白池があり熟達者向けルートとのこと。
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ナイロンザイル事件原点の地下る途中で林の中に井上靖の小説「氷壁」のモデルとなった「ナイロンザイル事件の原点の地」と書かれた記念碑がありました。
ナイロンザイル事件・・・昭和30年1月2日、厳冬の前穂岳東壁の岩場で新品の8mmナイロンザイルが簡単に切れて3人パーティの1名が墜死した。井上靖の小説「氷壁」のモデルになった事件です。
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記念碑からは沢に沿って下り、奥又白谷登山口に出た。ここからは林道を経て新村橋へ
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新村橋を渡って徳沢で小休止、上高地に戻る。
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河童橋で遊んで上高地バスターミナルへ。
タクシーで沢渡まで戻ろうとしたが相乗りする相手が見つからずバスで戻る。
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二日間とも好天に恵まれ、良き出会いもあり思い出に残る山旅となった。
「パノラマコース」という名前に違わぬ絶景を見ることができ期待通りのもので満足満足