Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

小雪も過ぎ。

2010-11-25 20:21:54 | 絵画





小雪も過ぎすっかり冬らしくなってきました。
まだ黄色の葉のままの所が見かけられますが、
私の周りは今が見頃になっています。



皮ジャーンで自然公園を散歩していると、
紅葉した葉に目を奪われながら30分すると、
少し温まりヨットパーカー1枚になる。
来月の上旬大雪の頃には、
皮ジャーンを脱ぐことが出来ず、
師走の慌ただしい空気を感じながら、
落葉を踏みしめながらひと時師走の空気を忘れるでしょう。





               東山魁夷 「コンコルド広場の椅子」

        

         「私達は集まる……と言っても 偶然に置き合わせるの
      だが お互同士で いろいろな話をする」

                               東山魁夷 「コンコルド広場の椅子」より


   紅葉を見てから帰ると、
   本棚にあった東山画伯の
   「コンコルド広場の椅子」の画集が目に入った。
   そういえば、紅葉の絵が描かれていることを
   思い出した。
   ぱらぱらめくっていると、
   紅葉を見ながら、
   長椅子で話している家族を思い出した。
   家族はちょうどこんな雰囲気だった。

   ふとこの絵は、椅子と画伯の気持ちが
   書かれていることを思い出した。
   
   もうこんな季節になると思いながらしばらく見ていた。
   大雪を過ぎれば、
   長椅子の回りにもこんな風景が見られる。

   画伯は、私と同じように紅葉を見ている家族を見たら、
   長椅子がどんなことを言っているかを書くのだろうか。

   「ここに こうして移り過ぎて行く季節を見守っているだけだが」、
   とでも言うのだろうか。




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