小雪も過ぎすっかり冬らしくなってきました。
まだ黄色の葉のままの所が見かけられますが、
私の周りは今が見頃になっています。
皮ジャーンで自然公園を散歩していると、
紅葉した葉に目を奪われながら30分すると、
少し温まりヨットパーカー1枚になる。
来月の上旬大雪の頃には、
皮ジャーンを脱ぐことが出来ず、
師走の慌ただしい空気を感じながら、
落葉を踏みしめながらひと時師走の空気を忘れるでしょう。
東山魁夷 「コンコルド広場の椅子」
「私達は集まる……と言っても 偶然に置き合わせるの
だが お互同士で いろいろな話をする」
東山魁夷 「コンコルド広場の椅子」より
紅葉を見てから帰ると、
本棚にあった東山画伯の
「コンコルド広場の椅子」の画集が目に入った。
そういえば、紅葉の絵が描かれていることを
思い出した。
ぱらぱらめくっていると、
紅葉を見ながら、
長椅子で話している家族を思い出した。
家族はちょうどこんな雰囲気だった。
ふとこの絵は、椅子と画伯の気持ちが
書かれていることを思い出した。
もうこんな季節になると思いながらしばらく見ていた。
大雪を過ぎれば、
長椅子の回りにもこんな風景が見られる。
画伯は、私と同じように紅葉を見ている家族を見たら、
長椅子がどんなことを言っているかを書くのだろうか。
「ここに こうして移り過ぎて行く季節を見守っているだけだが」、
とでも言うのだろうか。