



朝、窓の外の空を見上げると、雲一つない青空が広がっている。
秋風がやっと吹き始め、寝苦しさから解放された。
ここのところ、寝苦しかったこれまでと違い、
肌寒ささえ少し感じる早朝だが、秋晴れがさらっとした気分にさせる。
残暑厳しい暑さがやっと峠を越え、秋の気配を感じ夏の思い出は薄れて行く。
入道雲に隠れて行く赤い太陽が、ゆっくり沈んで行ったのを思い出す。
秋の気配を感じる秋晴れの下を少し遠回りしてバス停に向かうと、
早朝の涼しい大気の中で富士山が雪のない華奢な姿を見せていた。
夜もやっと涼しくなり仲秋の名月を見たいと思っていたが、
残念ながら見られず今夜は見られるかと東の空を見上げる。

Sting - Moonlight

