啓蟄を過ぎ暖かくなってきたが、
薄日になるとまだ寒さを感じる。
それでもコートの下ではセーターが減り、
そのぶん暖かい太陽の日差しを感じることが出来る。
日差しの下を歩いていると、手袋をしている人は少ない。
やはり仲春に入り少しずつ暖かくなっているのが、
梅の花の間を飛び交う鶯の朝の清々しに見て取れる。
晴れた日に見える富士山は冬の猛々しい姿から、
春の日差しを受け勇壮な美しい姿になっている。
天使のくれた時間
マンハッタンで大手金融会社の社長として活躍するやり手ビジネスマンの主人公のジャック、クリスマス帰りに奇妙な黒人青年キャッシュから換金できない当たりくじを買い取る。キャッシュから「これから起こる事は、あんたが招いたことだ」と謎の言葉を告げられる。ジャックは翌朝目覚めると、全く知らないニュージャジー郊外の家で目覚める。13年前に冷たく縁をきったかつての恋人ケイトの家だった。そして、今までとは違う家庭団欒の日を送り、平凡な生活によって人間らしい素直な感情が芽生える。しかし、そんな生活もキャッシュの出現によって元の世界に戻ってしまう。そして、ケイトと再会すると、ケイトは独身のやり手の弁護士だった。ジャックはケイトにやり直そうと告げる。
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