明けきらぬ朝の始まりは、
その涼しさに少し秋を感じる。
といっても、谷戸の雑木林は、
ひまわりの大輪が咲いている。
学生が休みに入った街では、
マスクをしてもどこか楽しそうだ。
Whispers&Promises
八月に入り夏らしい暑さが続いているが、これから少しずつ朝晩涼しくなって行く。谷戸の木々が明暗をつくる景色の中で、小さな朝顔が咲くのを見ていると都会の喧騒を忘れせる。
そして、蝉の声で目覚める子供たちは、朝から虫取り網と虫かごを持って、谷戸の木々の間にトンボや蝉を探す。
美しく輝くターコイズブルーの海は、サーファーたちが朝日を受けながら波を待っている。そして、彼女の日焼けした腕は僕の腕にからまり、観光地らしい雰囲気は、どこか解放される。
僕たち二人はアスファルトの道路から、雄大な地平線まで続く、輝くターコイズブルーの海を見ている。人生はただの夢だというが、今が夢だというならズ~っと続いてくれればと思う。