3月27日(日)いざ、サンデーブランチへ!
今日の予定は、朝、グランドホテルのドルフィンという有名なフレンチレストランのサンデーブランチへいって、そのあとマンディアジアンスパで極楽の時間を過ごすということ。
だが、しょっぱなからしくじる。
サンデーブランチなんてあんまりガイドブックにのってないし、予約しないでもいけるだろうと思っていた。
甘かった。ドルフィンはすでに満席。
暗い気持ちでハイアットにもどる。もう、ジョバニスもだめかも・・。
一度は無理だと言われたが、12時にくるお客さんの席をそれまで使わせてくれるという。ラッキー。
ガイドブックに載ってないのに混んでいる理由がわかった。今日がイースターで、欧米人がリゾートしにきてるからだ。ジョバニスのサンデーブランチも、今日はイースターのスペシャルメニューだという。
通りで、洗練された感じの欧米人やアジア系ファミリーが高尚な感じであいさつを交わしている。たまにいる日本人も、ほんと、上品。いいなあ・・、と思う。みんな自国ではエリートなんだろうけど、こんなふうに時間とお金を有効に使って休暇を楽しむ。こんなんていいなあ、とおもう。
気に入ったメニューは、卵料理。ライブ料理がたくさんあったけど、ひときわ注目を浴びていた。かわいいおっちゃんコックさんが卵を投げたりぼうしにいれたりとパフォーマンスをしながら(ミスったときにまじめにへこんだとこがかわいかった)オムレツを作る。ハムと、トマトと、チーズ。すんごい、おいしい。ふわふわ。
でもチェックプリーズしたあとの値段をみて目玉がとびでた。70ドルぅー。
ルームチャージにしてもらう・・。
気を取り直して、マンディ・アジアン・スパへ。その前に、ギャラリアへ最後のお買い物へ。そして、そのあとプールで軽く遊んでいたら、遅刻した!!また!!!
遅刻して、だいぶ前からまっていたらしいドライバーさんと、ガラッと車のドアを開けたときのこわい視線・・・・。背中が凍り付いた。しゃべっただけでキレられそうなほど空気が凍っていたので、おしゃべりはつつしんだ私たち・・・。
でも、黙って車からの景色を見ていたら、すごくきれいなところに来たと思った。しずかで、沖縄で言うならクラブメットカビラみたいな、落ち着いたリゾート地。高台にあって、景色がキレイで海が大きく大きく見えて、まさに、リゾート、楽園だ。
ゴルフをしにいく老夫婦。ステキ・・。
マンディアジアンスパの前で一枚。中はひろびろとした庭園風。アジア系の内装に大理石、アロマオイルのいい香り。う~ん、ぜいたく。まず、スリッパに履き替え、説明を受ける。落ち着いたオレンジ色の浴衣とバスタオルを受け取り、更衣室へ。マッサージの時間までは自由に過ごせるため、まずは水着に着替えてプールに。冬の日本からきたので、夏に沖縄に行ったときと違い、UVケアが甘い。昨日はマニャガハで、今日はプールでさんざん紫外線を浴びてきたので、ここでも屋外のプール、というのには多少抵抗があったのでパレオを巻き付けて行く。
メインぽいプールにざぱーーん!!!と入った。むっっちゃ気持いい!!最高!!まさに楽園。より海に近い方の温泉にも行ってみた。日差しがきになってゆっくりはできなかったけど、目の前に海を見ながら入る温泉なんて、テレビでみるようなリゾートそのもの。私のお気に入りはメインプールに面したテーブルとイス。ここでのんびりと景色を眺めてた。むっちゃスタイルのいいかわいい白人の女の子と彼氏とか、育ちのよさそうな小学生とか(なんでこの年でこんなところに来れるんだろうとか思いながら。)そしたら、だんだん日本に帰ってからのことを考えるようになった。逃げるように日本を出てきたけど、来年に向けて、がんばろう、って気になってきた。これがリゾートのもつパワー?元気をもらったのかもしれない。
図書室があって、ソファと、すこし暗めの室内で、タイの写真集をぼんやりと眺めた。でもクーラーがきいていて鼻水が復活しそうだったので出た。時間になり、もういちど更衣室に戻ってマッサージの準備だ。希望していた、半屋外のマッサージスペースではなく、室内に通された。ぼそっと聖子ちゃんが何か言ったのがおもしろかったんだけどなんだっけ・・。呪われそう、とかなんとか・・・。
うつぶせになって、オイルマッサージ。すごく気持ちよかったけど、笑いそうになったのと、鼻がつまってきて、途中おちつかないとこもあった。でも、マッサージ大好き・・。このオイルの香りもすごく好きで、聖子ちゃんにお金を借りてまで購入した。(今、部屋にあるけど、塗って寝ると鼻が反応して鼻水がでるのであまり使えない・・夏まで待とう)すごい大満足だったマンディを出て、迎えの車に乗った。
相乗りだった、自転車乗りのお兄さんといろいろしゃべる。印象的だったことばがあった。
グリーンフラッシュ見たことある?
と言う私の質問にたいして、なんども見たことある。と答えた彼。
グリーンフラッシュを見ると幸せになるんだって、
という私にたいして"Everyday Happy"と彼は言った。グリーンフラッシュなんか見なくてもいつでも自分はしあわせだと。
HappyとUnhappyの間には境目なんてなくて自分がしあわせに思えることこそがしあわせなんだと。
聖子ちゃんと二人で、その言葉には本当にハッとした。(05年4月現在、私はそういう毎日を生きているかもしれない。いろんなことがあるけど、ふり返るといつも幸せだと思うし、未来が楽しみだとも思う。
今、しあわせ?ときかれると、幸せだと即答できるし、自分が好き。去年一年はそういう自分を見失っていたから、長い長いトンネルを抜けたのかなと、思っている。しかもそれは、ちゃんと自分の手で切り開いてきた道だからこそ、すごく意味がある幸せなんだと思う。)
今日は、もう帰る日なので、夜ご飯はルームサービスだ。ジョバニスの料理が部屋で食べられるなんて。しかも、そんなに高くない。ハンバーガーと、シーザーサラダと、ナシゴレン。ベランダで食べるつもりだったけど、食べにくそうだったのでひとまずはテーブルで。すごく、おいしかった。サイパンでおいしいのは、やっぱハンバーガーかもしれない。
ポテトとお酒をもってテラスへ。ABCストアで買ったものだ。後半はほんとにお金がなくて、2ドルのメモを買うのにも躊躇したほどだった。
テラスはすごく気持ちが良くて、遠い海と、船の光が見えて、広々としたハイアットの庭を眺めてると、気持ちが溶けていくよう。帰りたくない。でも、帰ってバリバリ働きたいとも思う。これからの自分が楽しみ。
また色んな話をとめどなくしながら、最後の夜を楽しく過ごした。出発はもう2時間後、だったけど遅くまでしゃべって、荷づくりをして、寝た。
二時半にアラームがなって、起きた。荷造りはもう完了してたので、ちょっと暇だった。出発時刻になり、フロントへ。名残惜しく部屋を出たけど,またあとで、戻った。カードで支払いをして、静かなハイアットにお別れをする。ほんとにいいホテルだった。みんな親切で、楽しそうに働いていて・・。客層も良くて、子どももきちんとしつけをされた子ばかりで、少しもうるさくなかった。広くて、プライベートもきちんと守られていて、快適に過ごせた。今度サイパンに来ても、またここに泊まりたいと思う。
バスに乗り込み、空港へ。ああ、ここからがつらかった。まずは荷物検査。なんと開けられている。私のスーツケースは、上から乗って無理やり閉めたのに、開けたらびっくりされるに決まってる。ああ・・はずかしい。白くて丸い紙を荷物に当てて、機械に入れている。麻薬の検査だろうか?その次の検査では、くつと上着まで脱がされた。それで検査はすべて終了だったけど、あと二時間もある!離陸が六時なのに、なんで二時半集合?無駄すぎる・・。眠いのと、鼻が最悪だったのと、ドルを使い果たしていたので買い物をする気にもなれず、ベンチで待つ。あまりに鼻がひどくて苦痛なので、(マスクをしても何をしても無駄だった)聖子ちゃんの協力してもらっておかねを出し合ってパンを一つだけ買う。風邪薬をやっと飲んだけど・・。今思うとなんで鼻炎の薬を早く飲まなかったのか。ちゃんと飲んでればもっと早く治ってたかもしれないのに。強情にならずに旅行中ぐらいは薬に助けていただこう。日が昇る頃、飛行機に乗る。すごいいい飛行機。パーソナルテレビとリモコンがついていて、電話までかけられ、ビデオも見られる。機内は乾燥しまくって快適ではなかったけど、とりあえずシャークテイルを見て過ごす。朝ごはんは油っこくて食べにくかった。
三時間後、日本に到着。もう朝だった。そして寒かった・・・。キヨスクですぐにペットボトルのあったかいお茶が買えて日本語と日本円が使えて・・。たった五日でも、日本のありがたさをすぐに実感した。
来年度の人事報告が山田さんからメールに入っていて、演劇学校も受かっていた。これからの一年のことを想像した。たぶん、がんばれるとおもう。サイパンにいっぱい元気をもらった。
今日の予定は、朝、グランドホテルのドルフィンという有名なフレンチレストランのサンデーブランチへいって、そのあとマンディアジアンスパで極楽の時間を過ごすということ。
だが、しょっぱなからしくじる。
サンデーブランチなんてあんまりガイドブックにのってないし、予約しないでもいけるだろうと思っていた。
甘かった。ドルフィンはすでに満席。
暗い気持ちでハイアットにもどる。もう、ジョバニスもだめかも・・。
一度は無理だと言われたが、12時にくるお客さんの席をそれまで使わせてくれるという。ラッキー。
ガイドブックに載ってないのに混んでいる理由がわかった。今日がイースターで、欧米人がリゾートしにきてるからだ。ジョバニスのサンデーブランチも、今日はイースターのスペシャルメニューだという。
通りで、洗練された感じの欧米人やアジア系ファミリーが高尚な感じであいさつを交わしている。たまにいる日本人も、ほんと、上品。いいなあ・・、と思う。みんな自国ではエリートなんだろうけど、こんなふうに時間とお金を有効に使って休暇を楽しむ。こんなんていいなあ、とおもう。
気に入ったメニューは、卵料理。ライブ料理がたくさんあったけど、ひときわ注目を浴びていた。かわいいおっちゃんコックさんが卵を投げたりぼうしにいれたりとパフォーマンスをしながら(ミスったときにまじめにへこんだとこがかわいかった)オムレツを作る。ハムと、トマトと、チーズ。すんごい、おいしい。ふわふわ。
でもチェックプリーズしたあとの値段をみて目玉がとびでた。70ドルぅー。
ルームチャージにしてもらう・・。
気を取り直して、マンディ・アジアン・スパへ。その前に、ギャラリアへ最後のお買い物へ。そして、そのあとプールで軽く遊んでいたら、遅刻した!!また!!!
遅刻して、だいぶ前からまっていたらしいドライバーさんと、ガラッと車のドアを開けたときのこわい視線・・・・。背中が凍り付いた。しゃべっただけでキレられそうなほど空気が凍っていたので、おしゃべりはつつしんだ私たち・・・。
でも、黙って車からの景色を見ていたら、すごくきれいなところに来たと思った。しずかで、沖縄で言うならクラブメットカビラみたいな、落ち着いたリゾート地。高台にあって、景色がキレイで海が大きく大きく見えて、まさに、リゾート、楽園だ。
ゴルフをしにいく老夫婦。ステキ・・。
マンディアジアンスパの前で一枚。中はひろびろとした庭園風。アジア系の内装に大理石、アロマオイルのいい香り。う~ん、ぜいたく。まず、スリッパに履き替え、説明を受ける。落ち着いたオレンジ色の浴衣とバスタオルを受け取り、更衣室へ。マッサージの時間までは自由に過ごせるため、まずは水着に着替えてプールに。冬の日本からきたので、夏に沖縄に行ったときと違い、UVケアが甘い。昨日はマニャガハで、今日はプールでさんざん紫外線を浴びてきたので、ここでも屋外のプール、というのには多少抵抗があったのでパレオを巻き付けて行く。
メインぽいプールにざぱーーん!!!と入った。むっっちゃ気持いい!!最高!!まさに楽園。より海に近い方の温泉にも行ってみた。日差しがきになってゆっくりはできなかったけど、目の前に海を見ながら入る温泉なんて、テレビでみるようなリゾートそのもの。私のお気に入りはメインプールに面したテーブルとイス。ここでのんびりと景色を眺めてた。むっちゃスタイルのいいかわいい白人の女の子と彼氏とか、育ちのよさそうな小学生とか(なんでこの年でこんなところに来れるんだろうとか思いながら。)そしたら、だんだん日本に帰ってからのことを考えるようになった。逃げるように日本を出てきたけど、来年に向けて、がんばろう、って気になってきた。これがリゾートのもつパワー?元気をもらったのかもしれない。
図書室があって、ソファと、すこし暗めの室内で、タイの写真集をぼんやりと眺めた。でもクーラーがきいていて鼻水が復活しそうだったので出た。時間になり、もういちど更衣室に戻ってマッサージの準備だ。希望していた、半屋外のマッサージスペースではなく、室内に通された。ぼそっと聖子ちゃんが何か言ったのがおもしろかったんだけどなんだっけ・・。呪われそう、とかなんとか・・・。
うつぶせになって、オイルマッサージ。すごく気持ちよかったけど、笑いそうになったのと、鼻がつまってきて、途中おちつかないとこもあった。でも、マッサージ大好き・・。このオイルの香りもすごく好きで、聖子ちゃんにお金を借りてまで購入した。(今、部屋にあるけど、塗って寝ると鼻が反応して鼻水がでるのであまり使えない・・夏まで待とう)すごい大満足だったマンディを出て、迎えの車に乗った。
相乗りだった、自転車乗りのお兄さんといろいろしゃべる。印象的だったことばがあった。
グリーンフラッシュ見たことある?
と言う私の質問にたいして、なんども見たことある。と答えた彼。
グリーンフラッシュを見ると幸せになるんだって、
という私にたいして"Everyday Happy"と彼は言った。グリーンフラッシュなんか見なくてもいつでも自分はしあわせだと。
HappyとUnhappyの間には境目なんてなくて自分がしあわせに思えることこそがしあわせなんだと。
聖子ちゃんと二人で、その言葉には本当にハッとした。(05年4月現在、私はそういう毎日を生きているかもしれない。いろんなことがあるけど、ふり返るといつも幸せだと思うし、未来が楽しみだとも思う。
今、しあわせ?ときかれると、幸せだと即答できるし、自分が好き。去年一年はそういう自分を見失っていたから、長い長いトンネルを抜けたのかなと、思っている。しかもそれは、ちゃんと自分の手で切り開いてきた道だからこそ、すごく意味がある幸せなんだと思う。)
今日は、もう帰る日なので、夜ご飯はルームサービスだ。ジョバニスの料理が部屋で食べられるなんて。しかも、そんなに高くない。ハンバーガーと、シーザーサラダと、ナシゴレン。ベランダで食べるつもりだったけど、食べにくそうだったのでひとまずはテーブルで。すごく、おいしかった。サイパンでおいしいのは、やっぱハンバーガーかもしれない。
ポテトとお酒をもってテラスへ。ABCストアで買ったものだ。後半はほんとにお金がなくて、2ドルのメモを買うのにも躊躇したほどだった。
テラスはすごく気持ちが良くて、遠い海と、船の光が見えて、広々としたハイアットの庭を眺めてると、気持ちが溶けていくよう。帰りたくない。でも、帰ってバリバリ働きたいとも思う。これからの自分が楽しみ。
また色んな話をとめどなくしながら、最後の夜を楽しく過ごした。出発はもう2時間後、だったけど遅くまでしゃべって、荷づくりをして、寝た。
二時半にアラームがなって、起きた。荷造りはもう完了してたので、ちょっと暇だった。出発時刻になり、フロントへ。名残惜しく部屋を出たけど,またあとで、戻った。カードで支払いをして、静かなハイアットにお別れをする。ほんとにいいホテルだった。みんな親切で、楽しそうに働いていて・・。客層も良くて、子どももきちんとしつけをされた子ばかりで、少しもうるさくなかった。広くて、プライベートもきちんと守られていて、快適に過ごせた。今度サイパンに来ても、またここに泊まりたいと思う。
バスに乗り込み、空港へ。ああ、ここからがつらかった。まずは荷物検査。なんと開けられている。私のスーツケースは、上から乗って無理やり閉めたのに、開けたらびっくりされるに決まってる。ああ・・はずかしい。白くて丸い紙を荷物に当てて、機械に入れている。麻薬の検査だろうか?その次の検査では、くつと上着まで脱がされた。それで検査はすべて終了だったけど、あと二時間もある!離陸が六時なのに、なんで二時半集合?無駄すぎる・・。眠いのと、鼻が最悪だったのと、ドルを使い果たしていたので買い物をする気にもなれず、ベンチで待つ。あまりに鼻がひどくて苦痛なので、(マスクをしても何をしても無駄だった)聖子ちゃんの協力してもらっておかねを出し合ってパンを一つだけ買う。風邪薬をやっと飲んだけど・・。今思うとなんで鼻炎の薬を早く飲まなかったのか。ちゃんと飲んでればもっと早く治ってたかもしれないのに。強情にならずに旅行中ぐらいは薬に助けていただこう。日が昇る頃、飛行機に乗る。すごいいい飛行機。パーソナルテレビとリモコンがついていて、電話までかけられ、ビデオも見られる。機内は乾燥しまくって快適ではなかったけど、とりあえずシャークテイルを見て過ごす。朝ごはんは油っこくて食べにくかった。
三時間後、日本に到着。もう朝だった。そして寒かった・・・。キヨスクですぐにペットボトルのあったかいお茶が買えて日本語と日本円が使えて・・。たった五日でも、日本のありがたさをすぐに実感した。
来年度の人事報告が山田さんからメールに入っていて、演劇学校も受かっていた。これからの一年のことを想像した。たぶん、がんばれるとおもう。サイパンにいっぱい元気をもらった。