スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

鏝絵見~つけた!

2009-07-08 | 横須賀・三浦

以前 浦賀の街を歩いたときにたまたま出会った
鏝絵」について、ご紹介したことがありました。

名人「伊豆の長八」さんに比肩するといわれた
あの「三浦の善吉」こと石川善吉さんの手になる
別の鏝絵を、今回見せて貰う機会がありました。

それは「酔蓮山称名寺」という浄土真宗のお寺でした。
貞永年間(1232~1233)の創建で開基は真仏上人。
ご本尊は阿弥陀如来像です。

長い石段を上って山門を入ると
    

ご本堂の左手に朱塗りの観音堂

三浦観音第11番札所です。
元々別の場所にあったそうですが、嘉吉年間(1441~1443)に
火災に遭ったため当寺に移されたと伝えられています。

火災で辛うじて焼け残った観音様の首を胎内に収めた
聖観音像が祀られおり、「腹篭り観音」と呼ばれて
安産の守り神として信仰されているようです。


そのお堂の天井に、沢山の千社札に囲まれて
龍の鏝絵が飾られています。


    
よーく見ると、「石善作」の銘があります。

思いがけない鏝絵との再会に、ちょっと嬉しい今日の夜猫子でした

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花散歩⑮

2009-07-06 | 花散歩

今日はまさに‘降りみ降らずみ’の1日でしたね。
傘をさしたり閉じたり・・こんな散歩もまたいいものです♪
     
人けのない道端や公園で、いろいろなお花に会いました。


ムクゲ(木槿)
アオイ科フヨウ属
中国・インド原産
韓国では「無窮花(ムグンファ)」と呼ばれ国花だそうです。
花色は白やピンクなど。八重咲きもありますね。
花言葉は「繊細な美」
    

ゼフィランサス
ヒガンバナ科タマスダレ属
中央アメリカ・西インド諸島原産
和名:サフランモドキ  英名:Pink rain lily
江戸時代に日本に渡来しました。
英名は、雨のあとに開花することが多いからとか。
葉は扁平のひも状。白花の「タマスダレ」と同じ仲間です。
    

ツユクサ(露草)
ツユクサ科ツユクサ属
英名:Day flower
茎が地面を這い、節から根を出して繁殖します。
青い汁は、友禅染めの下絵を描くのに使われるそうです。
    

クレオメ(Cleome)
フウチョウソウ科フウチョウソウ属
南アメリカ原産
和名:セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)
英名:Spider flower ←何となくわかるな~
花言葉は「小さな愛」
    

ヘクソカズラ(屁糞蔓)
アカネ科ヘクソカズラ属
葉を揉むと独特の臭気があるところから、この名。
また、花の中心がお灸をすえた跡みたいだからと
別名:ヤイトバナ(灸花)
どちらにしてもひどい名前・・と思ったら、もうひとつ
別名:サオトメバナ(早乙女花)←よかったね!
花言葉は「人嫌い」
    

ヤブミョウガ(藪茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属
藪などに生えて葉が茗荷に似ているので、この名。
1日花です。




ムギワラギク(麦藁菊)
キク科ムギワラギク属
オーストラリア原産
中央は黄色の管状花、周囲の花弁状に変化した総苞片が
カサカサして麦藁細工みたいだというので、この名。
別名:テイオウカイザイク(帝王貝細工)
花言葉は「永遠の記憶・思い出」
    

リシマキア
サクラソウ科オカトラノオ属
ヨーロッパ~西アジア原産
葉が紫色になる園芸種で、ファイアー・クラッカーという種類。
苦労して名前を見つけました! 違ってないかな?
    

ポーチュラカ
スベリヒユ科スベリヒユ属
世界の熱帯~温帯地方に広く分布。
スベリヒユの園芸種で、暑さ・乾燥に強い1日花。
和名:ハナスベリヒユ
    

公園は、青と白のアガパンサスが花盛り!


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かろうと山古墳

2009-07-04 | 横須賀・三浦

京急・「YRP野比駅」から「横須賀リサーチパーク(YRP)」行きの
バスに乗り、「光の丘隧道」を抜けると、YRPに到着です。

YRPは、我が国の電波情報技術の向上をめざして産・学・官が
連携し、61.7haの敷地に1997(平成9)年 開業しました。現在
IT関連の企業や研究機関のほか、ホテル・レストランなどの
付帯施設も含め約6,000人が就業している一大都市エリアです。

今回訪ねた「かろうと山古墳」は、YRP入口にあたる
「光の丘隧道」のちょうど真上あたりにあります。

隧道の脇の道を上って行くと


一応遊歩道になっているみたいですが、あまり人が通った
形跡のない道のうえに昨日の雨でぬかるみが・・
    

標識に従って、だんだん草深い所へ入って行きます。
「マムシに注意」って言われても・・どう注意すればいいのか?
お願いだから出てこないでね~
    

隧道の脇から200mほど上ったところに、こんもりした
盛り土がありました。 これが「かろうと山古墳」。


傍の説明板によれば;
7世紀半ば 古墳時代の終末期に造られたものらしく、
径13m×14mの楕円形を呈する円墳で高さは約3m。
横穴墓が盛行した7世紀の三浦半島では、この時期の
単独の古墳塚としては極めて珍しく市の指定史跡だとか。


保存のために埋め戻されていますが、発掘調査時に
撮影されたらしい石棺などの写真が展示されていました。

水磨きを施された複数の凝灰岩の切り石を組み合わせた
長辺約25m 短辺1m弱で、県内屈指の規模だそうです。

盗掘されていたものの、金銅製刀装具・直刀・鉄製鏃(やじり)・
金銅装鑿(のみ)状鉄製品などの副葬品が見つかっています。
最左:金銅装鑿状鉄製品  右:弓弭(ゆはず)

なかでも、金銅装鑿状鉄製品は国内で他に3例のみと
いう非常に珍しいもので、東日本では唯一とのこと。
実物は市の博物館に保存されているそうです。

石棺の規模とこれらの副葬品などから、この地方の
当時の豪族の墳墓ではないかと推測されています。

幸いのお出ましはなかったけれど、びっくりするほど
大きな藪蚊の大群の襲撃に、ほうほうの態で撤収~!


隧道近くに、赤い旗をはためかせた稲荷社がありました。
四ツ田稲荷

明治初期、近くに住まわれる方のご先祖が京都伏見稲荷を
勧請し、20日余りかかって祠を背負って持ち帰り祀ったものとか。


ご祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)。
お稲荷さんは商売繁盛・五穀豊穣、そして開運の神様とか。
日本が、世界が早く元気になるようにお願いして参りまセウ!

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花散歩⑭

2009-07-03 | 花散歩

午後になってやっと薄日が射してきました。
お洗濯物を急いで外に出したり、傘を干したり・・・


ナツツバキ(夏椿)
ツバキ科ナツツバキ属
別名:シャラノキ(沙羅の木)
日本原産
    

オカトラノオ
サクラソウ科オカトラノオ属
日本・朝鮮・中国・インドシナなどに分布
虎の尾のように枝垂れた花序から、この名。
紫花のクガイソウに似ていますね。よく見ると可愛い花です。
    

カンナ(Canna)
カンナ科カンナ属
印度・マレー諸島原産
日当たりの良い肥沃な土壌を好みます。
夏を感じる花ですね。 花言葉は「妄想・熱い思い」
    

キョウチクトウ(夾竹桃)
キョウチクトウ科キョウチクトウ属
原産はインド~地中海沿岸。江戸時代に渡来しました。
葉や樹皮に含まれる成分は嘔吐・眩暈・下痢を起こすそうです。
キャンプに行き、箸を忘れた人が知らずに枝を箸代わりにして
救急車を呼ぶ騒ぎになる、なんてサスペンス・ドラマができそう・・
    

ハンゲショウ(半化粧・半夏生)
ドクダミ科ハンゲショウ属
日本・朝鮮・中国・フィリピンに分布。
葉の半分が白くなる、また暦の半夏生からこの名。
湿地に群生します。
    

ノウゼンカズラ(凌霄蔓)
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
中国原産  
幹から吸着根を出して這い上ります。
花言葉は「名声・栄光」
    

サルスベリ(百日紅)
ミソハギ科サルスベリ属
中国原産  
わが国へは江戸時代に渡来しました。
樹皮が滑らかで、ツルツルしているところからこの名。
また、花が長い間咲き続けるので「百日紅」。
花弁のフリルが可憐です。 花言葉は「雄弁」
    

キャットテール
トウダイグサ科エノキグサ属
インド原産
匍匐性の小型種で、猫の尻尾のような花穂からこの名。
花言葉は「気まま」←私のことかな?
    
 

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花散歩⑬

2009-07-01 | 花散歩

西日本ではたいへんな降雨量のようですね。
大きな被害にならなければいいのですが・・心配です。


散歩中に出会ったお花たちです。

バーベナ
クマツヅラ科クマツヅラ属
別名:ビジョザクラ(美女桜)
春から秋にかけて可愛い花が咲き続けます。
色も多彩。匍匐性のあるものが多いようです。
花言葉は「家族愛」
    

ランタナ
クマツヅラ科シチヘンゲ属
別名:シチヘンゲ(七変化) ・ コウオウカ(紅黄花)
亜熱帯アメリカ原産 江戸末期に渡来しました。
時がたつにつれて、黄→橙→赤と色が変わります。
(色の変わらない種類のもあるそうです。バーベナと間違えそう・・)
花言葉は「協力・合意」
    

ルリマツリ(瑠璃
莉)
イソマツ科プルンバゴ属
南アフリカ原産
半つる性で初夏から秋口まで花を咲かせます。
白花も涼しげでいいですよね。
    

モントブレチア
アヤメ科モントブレチア属
別名:ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙) ・ クロコスミア
日当たりと排水のよい場所を好み、耐寒性があります。
橙赤の花は‘マソノラム’という種類。
    

ネムノキ(合歓の木)
ネムノキ科ネムノキ属
葉が夜になると閉じるところから、この名。
枝先に花がたくさん集まって咲きます。
日本・朝鮮・中国などに分布。 花言葉は「夢想」
        

インドハマユウ(印度浜木綿)
ユリ科ハマオモト属
別名:クリナム ・ アフリカハマユウ
花だけ見ると、テッポウユリ(鉄砲百合)みたいですね。
    

アガパンサス
ユリ科アガパンサス属
別名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭)
ギリシャ語のAgape(愛)とAnthos(花)から、この名・・「愛の花」?
南アフリカ原産 明治中期に渡来しました。白花もありますね。
    

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