海からの風が快い 初夏のような晴天
久しぶりに、「野島公園」へ行ってみました。
広重の浮世絵『金沢八景』之一 「野島夕照」
白い欄干の「夕照橋」を渡って・・あれが野島です☆
まずは展望台へ
海抜 57m
条件が良ければ、都心の超高層ビル群・横浜MM21地区・房総・
三浦・丹沢・富士山まで望めるそうですが、今は樹木が繁っていて・・
それでも
夕景は殊に美しいといわれ、「野島の夕映」として
「かながわの景勝50選」にも選ばれています。
「野島貝塚」
標高約53mの丘の頂部 及び50~37mの中腹斜面に、厚さ10~30cmの
縄文時代の貝塚が点在しているといいます。 貝は主にマガキやオオヘビガイ、
その他 鹿角製釣針や貝輪未製品・磨製石器・土器なども発掘されたそうです。
市指定史跡
次に訪ねたのは、「旧伊藤博文金沢別邸」
1898年(明治31)年に建てられた初代内閣総理大臣 伊藤博文公の別邸。
2007(平成19)年 建物の老朽化のため解体調査された後、2009(平成20)年
秋 創建時の姿に復元され、一般に公開されています。 見学無料。
市指定有形文化財
邸内には、伊藤博文に関する資料・調度品などが展示されています。
往時の別邸の様子
松林に囲まれ、庭の玉垣の先には 砂浜が続いています。
海水浴を楽しむたくさんの人の姿が 遠くに見えていますね。
ペガサス号
1863(文久3)年 長州藩の密命を受け、井上馨(門多 29歳)・伊藤博文(俊輔 23歳)等
5名の若者が 横浜から汽船に潜り込んで出航。 上海で 英語で渡航目的を尋ねられ、
井上門多がひと言「ナビゲーション」と答えた。 (「ネイヴィ」と言うつもりだったらしい)
航海術の研修が目的と解釈した船長の指図で、ペガサス号に乗った井上と伊藤は
水兵と同様に甲板掃除などをさせられ、英語が話せないため不平を言うこともできず
4か月間を使役と粗食 加えて下痢にも耐えて、130余日後にロンドンに到着したとか。
(パネルより)
では、客間でお薄を頂きながら ちょっと別荘気分を♪
このあと、庭に出てみました。
歌人・国文学者 尾山篤二郎(1889-1963)自筆の歌碑
「 枯山も 温とましげに 靄(もや)籠り 安らやすらと 暮れゆかんとす 」
庭には、綺麗な牡丹の花が☆
皇居・東御苑「二の丸雑木林」は、昭和天皇の御発意により
都市近郊で少なくなった雑木林を復元したものだそうです。
都会の喧騒とは無縁の別世界に、心がフッと安らぎます☆
新緑に包まれて
緑陰に、愛らしい花も咲いていました。
チゴユリ
(ユリ科)
キンラン
(ラン科)
ギンラン
(ラン科)
このところ山歩きの機会がなかったから、懐かしい花にここで出会えて・・ふふふ
エビネ
(ラン科)
コバノガマズミ
(スイカズラ科)
イカリソウ
(メギ科)
地味ながら 精いっぱい咲いている姿に、何とも言えない愛しさを感じます。
都会のド真ん中に居ることを 忘れてしまいそう・・
新緑に 山ツツジの橙色が映えますね~
んー、気持ちい~~
新緑が目に眩しい「二の丸庭園」
9代将軍家重の時代の絵図面を基に復元されたという回遊式庭園
池畔の藤棚
竹林には ニョキ ニョキ・・
シロヤマブキ
シャガ
「諏訪の茶屋」
明治時代に吹上御苑に建てられたものを移築したそうです
雑司ケ谷は 路地がくねくねしていて、うっかりすると方向を間違えそうで
決して歩きやすくはないけれど、どこか懐かしさを感じる趣のある街☆
「鬼子母神堂」の北側、桜の古木が両側に並ぶ参道
其角が「 山里は ひとをあられぬ さくら哉 」と詠んだという桜並木は
今はもうすっかり葉桜ですが、花の季節は さぞ見事なことでしょうね。
「威光山 法明寺」
日蓮宗
創建: 810(弘仁元)年
もとは真言宗のお寺でしたが、1312(正和元)年 日源上人のとき改宗し
現寺号となりました。 『吾妻鏡』にも寺名の記述がある古い歴史のお寺。
鬼子母神堂は、当山に属する御堂です。
「大鳥神社」
祭神: 日本武尊
配祀: 倉稲魂命
創建: 1712(正徳2)年
出雲・松江藩主松平氏の嫡子が下屋敷で疱瘡に罹った際、鷲明神の
功徳で治癒したことに感謝して、この地に勧請したことに始まるとか。
初め鬼子母神境内にありましたが、明治初年の神仏分離令により
改称して大鳥神社となり、現在地に遷座しました。 毎年11月の
「酉の市」は江戸時代から続き、商売繁盛を願う人々で賑わいます。
都電の線路沿いを左に進み、踏切を越して緑の中へ・・
「雑司ケ谷霊園」
江戸時代には将軍家の御鷹部屋があったそうで、大きな樹木が多く緑に
包まれた 池袋の繁華街に隣接していることを忘れるような 広くて静かな
都営霊園です。 1872(明治5)年に開設。 各界著名人のお墓がたくさん
あって、近年は著名人のお墓巡りをする人も少なくないと聞いています。
‘猫’は そうしたことにはあまり興味ないけれど、偶々通りかかり目に留まった
個性的で立派なお墓が、やはり有名な方のものだったので、へぇ~・・・と
夏目家 東條家
霊園を出て、下り坂の途中で左へ入ると・・
「旧宣教師舘」
1907(明治40)年築のカーペンターゴシック様式の木造二階建て。
明治時代に布教のため来日した アメリカ人宣教師 ジョン・M・
マッケーレブ氏の自宅兼活動拠点だった建物だそうです。
都指定有形文化財
玄関脇の張り出し窓 玄関ポーチの方杖装飾
19世紀後半頃のアメリカ郊外住宅の雰囲気☆
くねくね路地を行ったり来たりして、辿り着いたのは・・
「清土鬼子母神堂」
1561(永禄4)年に、柳下若狭守の下男 山本丹右衛門が
清土の田から鬼子母神像を掘り出したと伝えられます。
御堂を撮っていると、数珠とお線香を手にした信徒の男性が来られ
御堂の扉を開け中に入り読経が始まったので、邪魔しないように
立ち去ろうとすると、「どうぞ中へ入って御像をご覧ください」と。
え、いいんですか?・・・
御厨子の中の小さな鬼子母神像(レプリカだそうですが)を
思いがけず 近くまで寄って拝観することができました。
境内にある星跡の清水井戸
星影が水に不思議な光を宿して 御像の存在を知らせたとも、
掘り出された御像を清めたとも伝わる 三角形の井戸。
雑司ケ谷は 歴史と伝統に培われた地域文化と豊かな自然が残る街。
これらを100年後の未来に繋ぐ取り組みが認められて、2014年末に
日本ユネスコ未来遺産に 登録が認定されたんですよね。
また違う季節に、今回と違う場所も訪ねてみたくなりました☆
20,973歩
チンチン電車で・・
東京豊島区・雑司ケ谷にやって来ました。
まずは何と言っても、「鬼子母神さま」をめざします。
参道のケヤキ並木の 新緑が美しい~
天正年間(1573-1591)に村人の長島内匠が奉納したものといわれ、
今も残る4本の巨木は、推定樹齢400年とか。 都指定天然記念物。
往時は参道両側に料理茶屋などが建ち並び、参詣に訪れる善男善女で
おおいに賑わっていたようで、広重の浮世絵にも描かれているそうです。
鬼子母神さんといえばコレですよね!
お土産の「すすきみみずく」
参道の観光案内処で売ってます。
境内に入り、真直ぐ進んで行くと・・
「雑司ケ谷鬼子母神堂」
創建:1578(天正6)年
清土(文京区目白台)から出土した鬼子母神像を、里人たちが堂を建てて
祀ったのに始まると伝わっています。 現在の本殿は、1664(寛文4)年に
前田利常息女で安芸・浅野家に嫁した自昌院殿の寄進で建立されたもので
区内最古の建造物として、東京都有形文化財に指定されています。
ツノの無い「鬼」の字
紋はザクロ
広い境内に、見どころいろいろ☆
「武芳稲荷堂」
祭神:倉稲魂命(うけのみたまのみこと)
創建年代は不明ですが 『雑司ケ谷鬼子母神縁起』に、「稲荷の森」と呼ばれていた
当地に鬼子母神堂を建立したとの記述があることから、それ以前からであろうと。
祭神は本来 穀物神ですが、このお稲荷さんは古来「出世稲荷」とも称され、
開運出世 除厄得幸を願う多くの人々の尊崇を集めているといいます。
「子授けイチョウ」
樹高 33m 幹周り 11m
推定樹齢 700年の雄株
応永年間(1394-1438)に、僧 日宥が植えたものとか。
「子育てイチョウ」とも呼ばれ、都指定天然記念物。
「上川口屋」
昔懐かしい駄菓子が いろいろ売られていました
鬼子母神像
堂内に祀られている御像は優美で柔和な姿と聞いて
いますが、この石像はなかなか迫力ありますね~
では、茶店でちょっとひと休みしましょうかね
おせんだんご
嘗て境内で売られていたものを、復活させたのだとか。
根岸・羽二重団子さんの製造。 とても美味しいお団子デス!
小腹が満たされたところで、界隈を少し散策してみることにしましょうか☆
(続)
海岸散歩
春は →→→→→ と ワルツのリズムで進んでいるらしい・・
ズンチャッチャ ズンチャッチャ
今日はの日(笑)
投票の帰りに、海辺をひと廻りしてきました。
浜は今、ハマダイコンの花盛り!
干されているのは・・コンブかな?
なかなか遠出の余裕がないけれど、頑張って歩いてますよ~
21,069歩
横浜 みなとみらい「赤レンガ倉庫」前の広場に 今年もあでやかな花の絨緞☆
「 Flower Garden 2015 」
(説明板より)
30種類以上の草花 47,500株とか
4月19日(日)まで
夜はライトアップもあるそうです
やっと お日さまの おでましデス
一応主婦なので、朝からバタバタと 大忙し
たまった洗濯物も やっと片付けることができて、 あースッキリした!
まだ少し霧が残っているようだけれど、今日は暖かくなりそう☆
では、ちょっと 軽く歩いてきましょう。
花吹雪の中を・・
「花の国」の正面大花壇では、ポピーが咲き始めています。
シャクナゲも ちょうど見頃。
晴れた日は、花たちも笑っているみたいです
日蔭の場所にも
お花見だって まだイケますよ♪
何だか やっとスッキリしたヮ~
9,424歩
花曇りの一日でした・・・
散歩途中の道は、時折の風に桜吹雪~
「 桜花 咲き散る見れば 山里に 我ぞ多くの 春は経(へ)にけり 」 源 実朝
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同感 同感!
9,242歩