日毎に天高く空気が澄んできて、実りの季節ですね。
食べられるもの、食べられないもの、
今回はいろいろな実などを集めてみました。
タマサンゴ(玉珊瑚)
ナス科ナス属
ブラジル原産
明治時代に日本に渡来しました。
夏~秋に下向きの白い花を咲かせ、秋~冬に
球形で赤橙色のかわいい実をつけます。
別名:リュウノタマ(竜の玉) ・フユサンゴ(冬珊瑚)
エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属
高さ7~8mの木に、春に白い美花が下垂して咲きます。
果皮にサポニンを含み、石鹸の代わりになるそうです。
果皮には‘えぐみ’があるので、この名。
別名:チシャノキ ・ロクロギ
カリン(花梨)
バラ科ボケ属
中国原産
春 枝先に淡紅色の花を咲かせます。
果実は、果実酒や砂糖漬けなどにしますね。
冷ややかに 月のさし添ふ カリンかな 黒田たか女
カキ(柿)
カキノキ科カキノキ属
秋の味覚を代表するごく身近な果実ですね。好物~♪
柿渋は防腐剤などに利用されます。
水飲むが ごとく柿食ふ 酔のあと 正岡子規
年ふりて 柿の木持たぬ 家もなし 松尾芭蕉
キウイフルーツ
マタタビ科マタタビ属
原産はニュージーランドと思っていましたが、中国・長江流域だとか。
ニュージーランドに入って品種改良が行われたのだそうです。
春に白い花が咲くそうですが、私はまだ見たことがありません。
和名:オニマタタビ(鬼木天蓼) ・シナサルナシ(支那猿梨)
ネムノキ(合歓の木)
ネムノキ科ネムノキ属
花をご紹介したことがありましたね。
巨大豆のような莢がたくさん出来ていました。
フウセントウワタ(風船唐綿)
ガガイモ科トウワタ属
以前にup した可愛らしい‘風船’が随分と膨らみました。
ヤマノイモ(山芋)
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
白いツブツブの花が終わり、ムカゴが出来ています。
まだ小粒ですが・・
ほろほろと ぬかごこぼるる 垣根かな 正岡子規
陽射しは強いけれど、確かにもう秋ですね。
散歩の途中で、いろいろな船が停泊しているのが見えました。
海上自衛隊の護衛艦でしょうか
これは潜水艦かな?
カラフルな作業船もいますね
縁の下の力持ちたち!
これはクレーンの付いた作業船
何の作業をしているのでしょうか?
湾内を巡る遊覧船が乗客待ちをしています
ヴェルニー公園は、船舶ウォッチングのおすすめスポットです。
公園のムラサキシキブを撮りに行ってみました。
が、まだ実が青々としていました・・
ムラサキシキブ(紫式部)
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
紫色の実を平安時代の才女 紫式部にたとえて、この名。
別名:ミムラサキ(実紫)
公園の木は、高さが3mくらいでこんな感じです。
一方、庭のコムラサキは、1mほどの小さな木ですが
密生した実がだんだん色づき始めています。
コムラサキ(小紫)
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
ムラサキシキブより木が小型なので、この名。
別名:コシキブ(小式部)は、平安の女流歌人 小式部内侍にたとえて(?)
生育の違い・環境の違いもあるでしょうが、ムラサキシキブの方が
実が小さくつき方もまばらで、全体的に素朴な感じがしますね。
結局 それくらいの違いしか分かりませんでした・・
昨晩(3日)やっと、我が家に‘美人’がやって来ました。
我が家の‘月下美人’は
友達に一枝貰って植木鉢に挿してから、もう十年以上になります。
木が古くなり、株分けして植え替えてからご無沙汰していましたが、
今年やっと花芽をつけてくれました。
そして昨晩、3年ぶりに‘美人’と再会を果たしました
8月28日
枝(葉?)の先に小さな花芽が2個付いているのを発見!
少しずつ成長していきます。 大きくなぁーれ!
8月29日 8月31日
8月31日
台風の風で蕾が落ちないように、そぉっと屋内へ移動させました。
9月1日
少しずつ花首をもたげてきました。 もう少しだね
9月2日
だいぶ膨らんで先端が見えてきました。 そろそろかな
9月3日 夕方
遂に開き始めました~
19時ごろ めでたく開花~!
部屋中に芳香が・・
咲いてくれて ありがとう!
ゲッカビジン(月下美人)
サボテン科クジャクサボテン属
中央アメリカのコスタリカ~メキシコに分布しています。
強い芳香は、媒介する蛾を呼び寄せるためとか。
夜咲く花に白色が多いのも、同じ理由からだそうですね。
同じ仲間のクジャクサボテンは花が数日間咲いていますが、
月下美人は1晩だけで萎んでしまいます。美人は短命・・
花言葉は「繊細・快楽」
トケイソウは、熱帯・亜熱帯アメリカが原産地だそうですが
今や世界中で観賞用として広く栽培され、色・形も
さまざまな多くの栽培品種があるということです。
先日、これまで散歩の途中にいろいろな場所で撮った
花の写真を整理していた中に、こんな1枚があったのです。
これデス
本当に迂闊なことに、撮ったときは気付かなかったけど
よくよく見るとちょっと変わった形をしているじゃありませんか・・
よく見かけるトケイソウはこんなんですよね。
そう、キリストの「後光」とも「茨の冠」とも例えられて
いる細い副花冠の部分が変わっているでしょう?
「これは?」と思って調べてみると、天然パーマ副花冠の花は
「クダモノトケイソウ(果物時計草)」という種類だと分かりました。
聞き慣れない名ですけど、英名は「Passion fruit」。
紫色の果実で、酸味と芳香のある果肉がジュースとか
ゼリーとかの材料になるあのパッション・フルーツだったんです。
しまった!!
果実も写真に撮りたかったなぁ~
なんで気付かなかったんだろ?
まだ見られるかしら?・・・1度行ってみなくちゃ!
というワケで、今回はフツーの「トケイソウ」です・・
花が咲いて 花が終わると
緑の実が生って 橙色になってます
今度 運良くパッション・フルーツが撮れたらご紹介しますね。
できるといいな~!