スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

シコロベンケイ

2010-03-09 | 花散歩


手元にある『世界の植物』
(朝日新聞社 刊)という図鑑に;
「ベンケイソウ科の植物はほとんどのものが、摘み取って地面に転がして
おくだけで、やがて根付き、生長を始める」 とあるように、そのたくましい
生命力を荒法師弁慶になぞらえ、その名が付いているようです。

去年ウチのトノが知人から頂いてきた「シコロベンケイ(錣弁慶)」も
ベンケイソウ科の特徴をしっかり具えていて、おもしろい植物です。

シコロベンケイ(錣弁慶)
ベンケイソウ科カランコエ属
マダガスカル原産
別名:コモチベンケイソウ(子持ち弁慶草) 
    コダカラベンケイソウ(子宝弁慶草)



多肉質の葉は、元の部分が反り返る変わった形をしています。


更に、鋸状の葉の周縁部のくぼみに幼芽が出来ます。
これが「子持ち・子宝」の名の由来でしょうね。



低温に弱そうなので、寒くなる前に鉢を屋内に入れておいたら
12月になって、茎頂に3個ずつの花芽を次々に付けました。



やがて、茎の腋からも蕾が出てきました
(ブレました・・ごめんなさい!)



その後ずっと蕾のままの状態が続いていましたが、年が明けて
2月半ばに、3個ずつの蕾の中央のものから開き始めました。
白っぽい花びらが、よ~く見ると微かに桃色がかっています。
カワイイ!
    


そして、これが今日の様子
すべての蕾が開き、花全体が淡い桃色になりました☆






葉に付いていた幼芽は、いつの間にか自然に落ちて
ホラ、根元にしっかり根付いていますよ。



ゆっくりだけど しっかり花を咲かせ、きっちり子孫を残して
錣弁慶、おぬしなかなかやるな~ アンタはエラい!


コメント (2)

町田・薬師池梅林

2010-03-07 | 東京・川崎

5日のこと。
 に誘われて小田急線「玉川学園前」駅から藤の台団地を
通って野津田→小田急線「鶴川」駅まで歩きました。



駅前から桜並木の住宅地を抜けて行くと、やがて
緑の中に「町田市立博物館」。あいにく休館日でしたが
近くに「本町田遺跡公園


1966(昭和41)年 藤の台団地造成中に発見された遺跡群で、
1968年に本格的な発掘調査が行われ、縄文・弥生時代の
計11軒の住居跡と多数の土器・石器が見つかったそうです。
その後周辺が公園として整備され、1971年に開園しました。



団地の建物が並ぶ横を歩いて行くと、左手に広がっている公園
薬師池公園



鶴見川右岸の谷戸の一角を占める「福王寺旧園地」です。
江戸寛永年間に耕地を潰して溜井にしたといわれる
約8,000㎡の薬師池を中心に梅林やコナラ・クヌギなどの
雑木林が広がり、武蔵野の風情をとどめています。



園内の梅林がちょうど見頃でした☆







園内に2軒の古民家が移築・展示されています。
そのうちの1軒「永井家住宅

多摩丘陵で代々農業を営んでいた家柄で、1975(昭和50)年
当園に移築されたもの。建築年代を示す資料はありませんが
構造手法から17世紀末頃建てられたものと推定されています。

板敷きと竹簀子敷きの部屋をもつ広間型三間取り
四方下屋造りで、国の重要文化財に指定されています。




石段を上っていくと、「野津田薬師堂
    

奈良天平年間に行基上人の開基と伝えられています。
総檜造りの現社殿は1883(明治16)年に再建されたもので
海老紅梁にまで精緻な彫刻が施されていて見応え充分!




ご本尊は行基上人の御手になるという薬師如来坐像で
12年に1度寅年の春に開扉されるという秘仏です。
寅年の今年は、4月10日~5月10日に拝観できるとか。

御堂内 外陣の天井には、1897(明治30)年に狩野派絵師 狩野信矩が
描いた龍の墨絵、内陣の天井には2人の天女の彩色絵があります。



薬師池公園を出て、その先にある「市立ぼたん園」を過ぎ
長閑な田園風景の中の気持ちのいい小径を歩いて行きます。



ツバキ                   サンシュユ
    



やがて川べりに出ました。 





鶴見川に沿って続く遊歩道をのんびり歩いて「鶴川」駅まで。
気持ちのいい19,758歩
のお散歩でした



コメント (4)

玉縄桜

2010-03-05 | 花散歩

今日は晴れました~☆


ぐずつき気味の天気が続く中の貴重な1日!
「玉縄桜」が見頃と聞いて、大船植物園へ行ってみました。


前回は冬のさなかで、さすがに花は少なかったですが
今日はこの暖かさに誘われて(?) 花も人も☆

サクラソウ                  パンジー
    

ハナモモ



そうそう、「玉縄(たまなわ)桜」
入口正面でちょうど見頃をむかえていました♪



花はソメイヨシノによく似ています。それもそのはずで
説明板によると:

今から40年ほど前に この植物園でソメイヨシノの実生株から
選抜育成されたオリジナルの品種で、地元で由緒ある地名の
「玉縄」を冠して名付けられ1990(平成2)年 種苗登録されました。

早咲きで気温の低い時期に開花するので、鑑賞期間が
長い(約1ヶ月)のが特徴。開花期は例年2月中旬~3月下旬

因みに、この木は20年生とか。
    

2006(平成18)年には「玉縄桜をひろめる会」が結成され、約100名の会員の
方たちが挿し木から苗を育成・植樹と普及活動に尽力されているそうです。
地元に愛されている玉縄桜、河津桜のようにブレイクするといいですね。

桜の名前から、小田原北条氏の支城「玉縄城」の
城址
を以前訪ねたことを思い出したりしました。



コメント (4)

体育館の吊るし雛飾り

2010-03-03 | 雑記

‘お雛さま’らしい暖かな1日、というか今日は太極拳の
練習日だったので、動くと暑いくらいの
1日でした。


体育館の1階ロビーにも、お雛さまが飾られてありました。


丸窓の内側に緋毛氈の段飾り。そしてここにも吊るし雛飾り☆



でんでん太鼓は子供への愛情のしるし
命がけで外敵からヒナを守るというキジも親の愛の象徴
    

おめでたい三番叟



桃は幸福 瓢箪は息災・長寿のシンボル
        

猿は「去る」
邪気を取り去ってくれますように!


今年は、あちらこちらでたくさんの吊るし雛飾りが見られました。
皆さんお上手ですね! とても楽しませて貰いました。



予報では、明日からまた崩れるとか・・天候が定まりません。
春が来たということでしょう。 3月ですからね~☆



コメント

ぽかぽか陽射しに誘われて

2010-03-01 | 横須賀・三浦

やっとお日さまが顔を見せてくれました
あったかいですね~


横須賀の西側 長坂という辺りを歩いています


広場の奥に 
立派な石の鳥居が見えてきました



長い石段を上っていくと


    

祖母神社

ご祭神:伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)
伊邪那美尊(いざなみのみこと)ほか2柱を合祀しています。

説明板によれば:
もと祖母山明神と称し、1616(元和2)年に日向国姥嶽明神を
勧請したものと伝わっていますが詳しいことは不明。
明治時代に「祖母神社」となりました。地域の氏神社と
して、また昔から安産の神として崇敬されています。





野の仏には「宝永」「明和」の銘
梅と菜の花が手向けられています



こちらには庚申塔


庚申塔の上の小さなお堂には
「阿弥陀如来 長谷観音様分身」と手書きの額
    
地元の人達に大切にされているのがよくわかります



おや、がいますね


どうやらお散歩中のようで


関口牧場


1955(昭和30)年からの歴史がある牧場だそうです。
ジャージー種・ホルスタイン種の牛のほか豚や羊などもいます。



牛舎横の販売所で、出来立てのソフトクリームを♪
57種のうち3日ごとに違った味が楽しめる人気のソフトクリームです
きょうはヨーグルトソフト ¥300也


汗ばむほどの陽気になってきました
ソフトクリームをなめながら 19,846歩


[別記]
年頭から優雅に南米の船旅を続けていらっしゃる知人のMご夫妻、
1月末にはインカ遺跡で洪水に遭遇とか。 今回の地震は・・? と
心配しましたが、ブラジルにいらしたようでホッとひと安心!
お気をつけて、どうぞ楽しい旅を☆




コメント (2)