今日は すっきりと
横浜・みなとみらいで ショッピングのついでに、ぶら~り☆
赤い三角帽子のおねえさん達が、ツリーの飾り付け。
もう、そんな季節なのね~
こちらのショッピングモールにも☆☆
暑い暑いと言ってる間に、気づけばもう お歳暮の季節。
心が、少しワサワサしてきます・・・
横浜横須賀道路 衣笠ICの近くにあるお寺で、年に一度
所蔵の寺宝を一般に公開すると聞いて 訪ねてみました。
「義明山 満昌寺」
創建 : 1194(建久5)年
本尊: 宝冠華厳釈迦如来像
源頼朝が、源氏再興に一族を率いて協力し 衣笠城に敗死した
三浦大介義明を弔うために建立したと伝えられているお寺です。
創建当時の宗派は不明。 鎌倉末期 中興開山の佛乗禅師より臨済宗。
境内には、頼朝の手植えと伝わるツツジの古株。
本堂裏に「御霊神社」
三浦義明の霊を祀る神社で、
義明の孫 和田義盛の創建と伝わります。
祀られている 「義明公坐像」
(内部は撮影不可なので、説明板より)
玉眼寄木造 像高97.5cm
鎌倉時代の作 国重要文化財
その他 義明公の刀・義盛坐像・衣笠城址古図・三浦家系図など
最奥に「義明公首塚」
鎌倉時代のものとされる五輪塔・宝篋印塔など
ご本堂では、御像や襖絵などを間近でゆっくりと拝観しました。
ご本尊 開山像
釈迦如来像: 木造玉眼 宝冠は銅製 像高36cm 南北朝時代の作 市重文
佛乗禅師天岸慧廣像: 玉眼寄木造 像高76cm 鎌倉時代の作 市重文
(いずれも説明版より)
今回 楽しみにしていた ご本堂の襖絵☆
「紙本墨絵 雲竜図襖」
この龍、どこかで見たことありません?
そう! じつはテレビCMに出てくる・・・ 「辛口一献」
銘
「東毛斎藤遊外写」
「紙本墨絵 松虎図襖」
制作年次などは不明ながら、いずれも幕末期の狩野派系の作例だといわれます。
市 重要文化財
その他 山水図襖絵・吉祥天画屏風・開山頂相画などいろいろ・・
「文化の日」にふさわしい 格調ある一日だったな~
北下浦の海を左に見ながら、R134を三崎方面に向かう途中の海岸沿いは
嘗ては広い砂浜に松林が広がり、人家や漁師の番小屋が点在していました。
その浜の1軒の農家を土地付きで買い取り、長岡半太郎氏が
1950(昭和25)年に亡くなるまでの40年間 別荘としていたそうです。
長岡半太郎氏
(1865-1950)
理学博士
肥前国大村藩士の家の長男として生まれ、
1887(明治20)年に東京帝国大学 物理学科卒業後、ドイツへ留学。
1896(明治29)年に東京帝国大学教授、定年後の1931(昭和6)年に
大阪帝国大学初代総長に就任、物理学分野で多くの後進育成に尽力。
湯川秀樹氏は、長岡博士の推薦を受けて日本人初のノーベル賞受賞。
1937(昭和12)年 日本文化勲章第1号を受章。
1950(昭和25)年 脳出血のため、85歳で急逝。
嘗ての別荘の敷地の一画に、往時の藁葺屋根を模した
「長岡半太郎記念舘」
資料や写真、博士ゆかりの品々などが展示されています。
左手の柱は、別荘当時の大黒柱だそうです。
自筆の書
海が見える庭に
生前愛用の野外机。
博士自慢の机で、著名な学者たちも来訪すると必ず
此処に座らされ、「鬼の机」と呼ばれていたといいます。
まだ発展途上だった我が国の若い頭脳を、世界へと羽ばたかせる
礎となられた偉大な先駆者を偲んで、そっと腰を下ろしてみました☆