風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

ロータリー・ロケット?

2009-09-12 17:52:00 | スポーツカー
最近いろいろうごめいています(笑)。

先日はレーシングカートに乗りましたが、
今度はマツダRX-8のレンタカーを借りて乗ってみました。
こいつです!


本当はロードスターのマニュアルがあればよかったのですが、
残念ながらオートマしかなかったため、RX-8にしました。
RX-8もオートマでしたが、パドルシフトがついていたので、
多少マニュアルっぽく乗れたような、さほどでもなかったような……(笑)。

でも、久々にスポーティなクルマを運転できて、それなりに楽しめました。
いちおう若い頃に初代RX-7と二代目RX-7を乗り継いでいるので、
ロータリーエンジンの新型車にも乗れてよかったと思います。
あとはFDとサバンナRX-3とコスモスポーツに乗れたら、
僕的にはロータリーロケット制覇なんですけどね~。

さて、迷わず郊外に出て峠道を3時間ばかりウロウロ走ってきましたが、
雨が降っていたこともあり、遠慮がちだったのは言うまでもありません。
もうちょっと天気がいい日にすればよかったのでしょうが、
でも雨のおかげで、調子に乗りすぎなくてよかったと思うことにします(笑)。

まずよかったところ。
ノンターボでこれだけ加速してくれたら十分だなと思いました。
確かグレードによって馬力が違ったと思いますが、
加速力については必要にして十分といったところでしょうか。
レシプロに比べて「味が無い」と言われるロータリーですが、
よくできたツインカムエンジンほどではないにしろ、
回すとそれなりに楽しい雰囲気になります。

笑ってしまったのが、レッドゾーンに入ったときに鳴る「プー」という警告音が、
昔乗っていたFCと同じような音だったことです。
思わず「懐かしい!」と、心の中で叫んでいました。

ハンドリングに関しては、FCとの比較でいうと、
かなり「マイルドな味付け」になっていると思いました。
ステアリングの切り込みに対してFCほど急激な反応をせず、
初期は「ジワッ」と入って、安定性を保ちながら、
でもしっかりと旋回してくれる、という感じがしました。

とにかく、コーナーリング中の姿勢が安定しているのには驚きました。
デリケートな動きがなく、4輪とも地面をしっかりとつかんでいる感じで、
雨でもけっこう突っ込めたので、限界はかなり高いと思います。
長めのホイールベース、重心の低さ、重量物が中心に集まっていることなど、
いろいろな要素が相まって、この安定性が醸し出されているのでしょう。
ドライだったら、峠道で全開走行するのは、僕の腕では難しいしょうね。

ちょっと残念だったのは、
ブレーキの効きとコントロール性がイマイチだったことでしょうか。
ポルシェのブレーキの素晴らしさを経験している人間にとっては、
おそらくどんなクルマに乗っても感じてしまうことなんですけどね。

パドルシフトを使ったのは、アルファロメオのセレスピード以来ですが、
マツダのはちょっと変わっていて、
ステアリングの裏側の左右に「アップ用パドル」があり、
ステアリングのスポーク上部の左右に「ダウン用ボタン」がついています。
つまり、人差し指から小指までの4本で「シフトアップ」、
親指で「シフトダウン」を行なうのです。
ともかく写真を見ていただきましょう。



これが左右対称についているのです。
どう操作したらいちばんやりやすいのか、よく分かりませんでしたが、
とりあえず僕は、アップもダウンもずっと右手でやっていました。
シフト時のタイムラグは、抑え気味に走っている範囲では気になりませんでした。
でも、やっぱりマニュアルのほうがキビキビと走れそうな気はします。

そうそう、RX-8といえば観音開きのドア!
リアシートの座り心地も試してみましたよ。
結論から言うと、FCより100倍、CR-Xより200倍マシです(笑)。
運転席の後ろに乗ったところ、178センチの僕がスッポリと納まりました。
決して広くはありませんが、最低限我慢できるだけの空間は確保されていました。
もう少し小柄な人なら、十分快適に座っていられると思われます。

もう少し細々した感想もあるのですが、長くなりましたので、
今回はこれくらいにしておこうと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。