風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

龍馬の故郷にて

2009-09-24 14:36:00 | スポーツカー
シルバーウィークに、南国土佐までドライブに行ってきました。
そして、桂浜に立っている坂本龍馬の銅像に会ってきました。
海を見つめる龍馬の精悍な顔つきを見て、
昔読んだ小説「竜馬がゆく」を思い出しました。



おっと、高知に行ったのは、龍馬像を見るためだけではありません。
以前ネットで見つけて、ずっと行きたいと思っていた、
「四国自動車博物館」を訪ねるためです。

地図を見ながら探し当て、建物内に入ったら、
受付の前でいきなりフェラーリF1マシンが出迎えてくれました!



ゼッケン27(!)に興奮しながら、マジマジと見つめましたが、
何年に誰が乗っていたマシンなのか、まったく思い出せません。
「う~ん、これっていつ頃のマシンだっけ? ドライバーの名前も入っていないし、説明を書いた札もないし……、形的にはターボ時代後期に近いような……、まぁ、帰って写真を見ながら確認しよう」
と思い、とりあえず数枚撮影しておきました。

ところが、自宅で手持ちのフェラーリF1の書籍を隅から隅まで見ても、
これと同じ形のマシンなどどこにも載っていません。
おかしいと思い、ネットで調べてみたら、どうやら偽物というか、
ジョークで別のフォーミュラ・マシンをフェラーリ風に塗装したもののようです。
わかった途端、ちょっと疲れを覚えました(笑)。

とにかく、気を取り直して館内の展示車両を紹介していきましょう。
一度に載せるには台数が多いので、何回かに分けて掲載しますね。
まずはアルファロメオから。


ALFA ROMEO Giulia TZ1。1962年のモデルだそうです。
顔がフェラーリ250GTOに似ている気がしますが、
サイズはこちらのほうがかなり小さいですね。
生産台数100台の希少なマシンだそうですが、
それが新車みたいに輝いていることに何より驚きました。
ここの展示車両は、レストアにたっぷり手間ひまをかけているようで、
本当にどれもこれもピカピカでした。


1300GTAのレーシングバージョン。膨らんだフェンダーが迫力ありますね。
いわゆる「モンゼリオ」チューンで、本物のチャンピオンマシンだそうです。
こんな貴重なマシンを見ることができて、とても幸せでした。


これまた希少なジュリエッタ・スパイダー・ヴェローチェ。
一度だけ名神高速を走っているのを見たことがあります。
けっこう若い人が乗っていて、「やるなぁ」と感心しました。
調子を整えて維持するだけでも大変なのではないかと思います。


ご存じ、かつてDTMで大活躍した155V6Ti!!
僕の中では、四国自動車博物館のメインディッシュの一つです(笑)。
雑誌のオートスポーツを毎号買って読み漁っていた頃、
メルセデスをぶっちぎる155の写真を見て、
あまりのカッコよさにしびれたものでした。
なんとこの個体は、アレッサンドロ・ナニーニが乗っていたマシンだそうです!
そんなわけで、もう一枚写真を載せてしまいます。



う~ん、やっぱりカッコよすぎます!
昔雑誌で見ていた憧れのマシンを生で見られて、大興奮しました。

写真の左端に、何かのノーズが見えていますが(笑)、
これはまた日を改めて掲載することにいたします。