風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

湾岸ミッドナイトTHE MOOVIE

2009-09-17 09:09:00 | クルマの映画・マンガ・小説等
近所の映画館で、表題の映画を見てきました。

ちょっとネタばれの話も書きますので、ご注意くださいね。



では少し行を空けてと…。



原作マンガの「湾岸ミッドナイト」を愛読していることは、
以前このブログで書いたことがあったと思います。
完全にスポーツカーマニア寄りというか、
クルマの知識がなかったら意味が分からないような内容でありながら、
人間ドラマもきちんと描かれていて、大好きな作品です。

ずいぶん前に、たぶんVシネマだったと思いますが、
大鶴義丹主演で映像化されていたのを見ましたが、
そちらはちょっとテンポが悪い気がして、「う~ん」という感じでした。

今回は、迫力のある走行シーンがたっぷりと盛り込まれていて、
走行シーン目的で見る分には、個人的には満足感がありました。
アキオのZとブラックバードの911ターボが、とにかく走りまくります。
それぞれの車種のエンジン音がリアルで、こだわりが感じられました。
一部、映像のつくり方として、
「ワイルドスピード」っぽい部分があったような気がしますが、
そこはご愛嬌ということで(笑)。

ストーリー的には、ほぼ原作に沿って描かれていますが、
GT-Rのレイナ、フェラーリのイシダヨシアキと、アキオたちとの絡み方が、
たぶんいろんな制約の中で、原作どおりには表現できなかったのでしょう。
本筋とは関係がないような、いてもいなくてもストーリーに影響がないような、
ちょっと中途半端な登場の仕方だったのが惜しまれるところです。
原作を読んでいない人が見たら、
「なんでこの人たちが必要なの?」と思われるかもしれません。

でも、そんなことはどうでもいいんです(笑)。
Zと911ターボがたっぷり見られるので、僕は十分納得しました。
一つだけ、解体屋さんに転がっていたZが「2by2」だったのが、
ちょっと気になりましたが、今や希少なS30Zですから、
撮影用にそんなに何台も用意できなかったのだと思われます。

一昨日の夜9時からの上映を見たのですが、
お客さんが僕を含めてたったの9人! しかも全員オッサンでした(笑)。
若手イケメン俳優が出ているというのに、
若いお客さんが一人もいなかったのは、寂しい限りです。

本当に今の若い人は、クルマに興味がなくなってしまったのでしょうか。
これでは、日本のスポーツカー文化がますます廃れてしまいそうです。
なんて、ちょっと考えすぎかもしれませんが……。


「湾岸ミッドナイトTHE MOOVIE」公式サイト
http://www.wangan-movie.com/



ロータリー・ロケット?

2009-09-12 17:52:00 | スポーツカー
最近いろいろうごめいています(笑)。

先日はレーシングカートに乗りましたが、
今度はマツダRX-8のレンタカーを借りて乗ってみました。
こいつです!


本当はロードスターのマニュアルがあればよかったのですが、
残念ながらオートマしかなかったため、RX-8にしました。
RX-8もオートマでしたが、パドルシフトがついていたので、
多少マニュアルっぽく乗れたような、さほどでもなかったような……(笑)。

でも、久々にスポーティなクルマを運転できて、それなりに楽しめました。
いちおう若い頃に初代RX-7と二代目RX-7を乗り継いでいるので、
ロータリーエンジンの新型車にも乗れてよかったと思います。
あとはFDとサバンナRX-3とコスモスポーツに乗れたら、
僕的にはロータリーロケット制覇なんですけどね~。

さて、迷わず郊外に出て峠道を3時間ばかりウロウロ走ってきましたが、
雨が降っていたこともあり、遠慮がちだったのは言うまでもありません。
もうちょっと天気がいい日にすればよかったのでしょうが、
でも雨のおかげで、調子に乗りすぎなくてよかったと思うことにします(笑)。

まずよかったところ。
ノンターボでこれだけ加速してくれたら十分だなと思いました。
確かグレードによって馬力が違ったと思いますが、
加速力については必要にして十分といったところでしょうか。
レシプロに比べて「味が無い」と言われるロータリーですが、
よくできたツインカムエンジンほどではないにしろ、
回すとそれなりに楽しい雰囲気になります。

笑ってしまったのが、レッドゾーンに入ったときに鳴る「プー」という警告音が、
昔乗っていたFCと同じような音だったことです。
思わず「懐かしい!」と、心の中で叫んでいました。

ハンドリングに関しては、FCとの比較でいうと、
かなり「マイルドな味付け」になっていると思いました。
ステアリングの切り込みに対してFCほど急激な反応をせず、
初期は「ジワッ」と入って、安定性を保ちながら、
でもしっかりと旋回してくれる、という感じがしました。

とにかく、コーナーリング中の姿勢が安定しているのには驚きました。
デリケートな動きがなく、4輪とも地面をしっかりとつかんでいる感じで、
雨でもけっこう突っ込めたので、限界はかなり高いと思います。
長めのホイールベース、重心の低さ、重量物が中心に集まっていることなど、
いろいろな要素が相まって、この安定性が醸し出されているのでしょう。
ドライだったら、峠道で全開走行するのは、僕の腕では難しいしょうね。

ちょっと残念だったのは、
ブレーキの効きとコントロール性がイマイチだったことでしょうか。
ポルシェのブレーキの素晴らしさを経験している人間にとっては、
おそらくどんなクルマに乗っても感じてしまうことなんですけどね。

パドルシフトを使ったのは、アルファロメオのセレスピード以来ですが、
マツダのはちょっと変わっていて、
ステアリングの裏側の左右に「アップ用パドル」があり、
ステアリングのスポーク上部の左右に「ダウン用ボタン」がついています。
つまり、人差し指から小指までの4本で「シフトアップ」、
親指で「シフトダウン」を行なうのです。
ともかく写真を見ていただきましょう。



これが左右対称についているのです。
どう操作したらいちばんやりやすいのか、よく分かりませんでしたが、
とりあえず僕は、アップもダウンもずっと右手でやっていました。
シフト時のタイムラグは、抑え気味に走っている範囲では気になりませんでした。
でも、やっぱりマニュアルのほうがキビキビと走れそうな気はします。

そうそう、RX-8といえば観音開きのドア!
リアシートの座り心地も試してみましたよ。
結論から言うと、FCより100倍、CR-Xより200倍マシです(笑)。
運転席の後ろに乗ったところ、178センチの僕がスッポリと納まりました。
決して広くはありませんが、最低限我慢できるだけの空間は確保されていました。
もう少し小柄な人なら、十分快適に座っていられると思われます。

もう少し細々した感想もあるのですが、長くなりましたので、
今回はこれくらいにしておこうと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。