Dear Happy Days*

何気ない毎日に
しあわせいっぱい探そう♪

太平洋だぜ!~土佐の国パート2~

2005-05-02 | はっぴぃdiary

神戸の垂水区に住んでいる私は瀬戸内の海を見て暮らしている。
だから、向こう岸には淡路島、東に大阪湾、
天気がよければ和歌山方面まで見ることができる。
つまり、いつも海を眺めると小島とか列島が存在しているのだ。

写真のこの場所は高知県の桂浜の海岸、太平洋をそのまま見渡すことができる。
やったぞぉ~太平洋!はるばるやって来たよ~太平洋!
太平洋を見てこんなに感動を憶える人間もそういないだろうが、
海の向こうに何も見えない、見渡す限り海!そういう状態が良い!
「海はひろいな、おおきいなぁ~」と思わず口ずさみそうだ。  


 

この桂浜の小高い丘の上には、あの有名な!坂本龍馬様の大きな石像あり、
我々観光者を見下ろしておられる。
あまりにも高い位置に龍馬様のお顔があるので、写真のドアップは撮れなかった。

 

アイスクリンとは、ソフトクリームのウェハースの上に
ミルク味のシャーベット状のアイスをのせたものだが、高知県が元祖なのだろうか。
(ホントかウソか定かじゃないが・・)
坂本龍馬様のキャラクターが描かれている看板が!思わずパチリ、記念撮影。

高知といえば、南の都市。南というえば柑橘類。
小夏というレモンイエローの夏みかんのようなものが、
売店でたくさん売られていた。
この小夏を使ったジュースというのが、見るからにヘルシーでおいしそうだったので
ひとつ注文して飲んでみた。
素朴な夏みかんジュースの味がして、なんだか懐かしかった♪



時には知らない土地を旅するのもいいものだ。

犬はつらいヨ  ~土佐の国パート1~

2005-05-02 | はっぴぃdiary

土佐の国、高知で「闘犬試合」を観戦することになった。
犬同士を戦わせるなんて!それを観戦するなんて!
なんだか残酷~。
しかし、高知と言えば土佐犬と言うぐらい、ここではポピュラーな存在だ。
闘犬という見せ物は、この土地の伝統のものらしく、
昭和天皇をはじめ、現天皇陛下・皇后陛下もご覧になられたらしい。

本日は「若宮號」対「凱龍號」の試合。
なんだか、ごつい感じの名前だが、実際はそうでもない。
あくまで見た目は普通の土佐犬のようだ。
片方は黒の犬で、もう片方は白い毛並みの犬だ。

観戦場は、すり鉢状の観客席の底に
犬用の土俵(12角形)、その周りには竹の柵が張り巡らせてあり、
壁には勘亭文字の番付表が貼られている。
上の写真は、まずは土佐犬の横綱登場ということで
化粧まわしをし、綱を首に巻き付けられている。
(人間の横綱の場合は腰に回しを締めているが)
まさしく犬版相撲の土俵入り!と言ったところだろうか。

闘犬の負けのルールとは
「逃げ出す」こと、もしくは「うめき声や鳴き声をあげる」こと。
これが負けの判定となり、人間の相撲と違って
相手にひっくり返されたり、上に乗られたりすることでは負けにはならない。
彼らにとって、「負け犬」となることとは
「逃げ出すこと」と「鳴くこと、うめくこと」を意味する。

だから、いざ試合が始まったら、鳴き声ひとつあげず
だた激しい息づかいと体と体のぶつかる音が聞こえるだけだ。
決してひるまず、相手に体ごと食らいついていく。
その勢いたるや、息を飲むほどすさまじい。
あの竹の柵を突き破りそうな勢いだ。(怖い!)



結局、お互い戦うことをあきらめず、取っ組み合っていたので
今日のこの試合の判定は引き分けとなった。

戦うことが全て、勝つことが全て・・といった感じだ。
土佐犬として生まれた彼らの宿命を思う。

強くあれ!
たくましくあれ!
負けるな!
逃げるな!
生きることは戦いだ!

彼らはそんな風に教えられて生きてきたのだろう。
しかし凛としたその姿、とても美しかったし、
その勇ましさや強さに感動した。
自分も頑張らねば!と犬に励まされているかのようだ。

・・でも自分がもし犬として生まれ変わるのなら、土佐犬だけはごめんだ。
どうして、いつも戦わなければならないんだろう?
みんな、仲良くすればいいのに・・とつい思ってしまう。
こんな私は、やっぱり湯水に浸かっている人間なのだろうか。
きわめて、女性的で主婦的感覚なのかもしれない。
少なくとも私にとって生きること、イコール 戦いではない。
もし戦うとすれば、相手に対してではなく、弱い自分に対してである。

犬よ、君もつらいね・・