よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書010(Polar Scope Align Pro~極軸合わせ)

2023-08-17 05:00:00 | 覚書・機材

PS Align Pro

(iPhone・iPad用極軸合わせアプリ)

 
ブログをお休みして、よし極軸合わせするぞ!と張りきってみたが、悪天候の日々。その間、たまたま『銀河星雲マニア』のWebSiteのNEWSからたどって知ったのが表題のアプリ。その後ネットで検索しまくって使い方等を調べる。赤道儀の軸にきちんと合わせるとかなり精度は高いらしい。GPS利用や北極星の大気による屈折等を考慮しているので正確とのこと。8月11日にやっと観望機会を得て投入。厚手の両面テープと定規、余っていたiPhoneケースを赤道儀化AZ-GTiに取り付け取りあえずやってみた。(そもそも赤道儀化AZ-GTiの軸、どこにあるかわからないので、目分量での設置。北が今までより少しでも正確になれば良し。)
 
アプリの概要等は資料1、
精度等については資料3、
使っているところの動画は資料4、
極軸合わせへの案内は資料5が詳しい。
作者さんのWebsiteは資料2。
以下は私の体験記。
 
アプリを起動すると北極星の位置が表示される。右下の・・・をタッチすると


太陽のようなアイコンが表示されるので続けてタッチ。すると極軸望遠鏡を覗いたときのシュミレーションが現れる。
(各天体望遠鏡メーカーの極軸望遠鏡に対応しているらしく、自分の慣れた見た目にできるらしい。極軸望遠鏡を一度も見たことのない私にはわからないが・・・取りあえずスカイウォッチャーに設定すると)
極軸のズレが表示されるので、調整ねじを動かして十字を〇の真ん中に


この日は、ASIAIR Plusも初日ということで、これで電視観望に入った。
 
M8ラグーン星雲(干潟星雲)30秒露出ライブスタック

M22球状星団


やった!と思ったが、観望後拡大して見ると星がほぼ楕円。M8では追尾ズレで、左と上に白いところも現れている。
 
原因何?
ベランダが揺れた?
天体望遠鏡のバランス?(ウェイトつけるの忘れた)
極軸合わせが甘い?
露出時間長い?
 
翌日。振り返りを基にして再度チャレンジ。この日はPS Align Proで合わせ(赤経軸は調整ねじを使わずに左右に振る)後、ASIAIRでもさらに調整ねじを使って極軸合わせを行い、極軸合わせの精度を高めた。
ライブの露出も10秒。
 


まだ星の楕円化少し残っているが、かなり改善されている。充分成果あった。
星が見えない昼間に、ある程度以上に極軸を合わせられるのは、便利。(赤道儀の軸に合わせられれば相当正確らしい。)
 
さらに、
多くの天体のデータベースも持っていて
観測地のデータもある。
 




 
16日午前0時過ぎに停電も解消し、無事朝を向かえました。当博物館の被害は、梅の木の木の葉が飛び散ったぐらいで掃除が大変だったぐらいです。しかし、空き家の多い田舎。何軒か空き家が潰れる被害があったとの話も聞きました。翌日、ポータブル電源の残量を調べると驚き!
まだ目盛り5残っていた!12時間USB扇風機(10W)使って、iPhoneSE3とiPadを継ぎ足しで充電。付属のUSBライト使ったのですが・・・買ってよかった!(これもJUNZOさんの本で知って購入にいたったものです。)8月12日に届いたばかりでした。あと買ったものは、8月13日に飲料水2lx12本、お茶30本。8月15日に停電してインターネットが使えなくなったのでiPhoneSE3(デュアルSim対応)用に、POVOで24時間容量無制限追加データ330円(ドコモ、OCNモバイルOne高いから・・・)。これはテザリングOKなので、iPadでNHKPlusの台風情報を見ながら、(館長が途中で朝ドラの『らんまん』見てました。)過ごしていました。最後の方は通信制限かかったのか遅くて、前回のブログ程度が精一杯でした。
水道は断続的に出たり出なかったり、水道局によれば停電の為自家発電でポンプを動かしているがオーバ一ヒート気味なので断続運転になり濁りも出るとのこと。水が出る時に手洗い用の水を風呂に確保。

怖かったのは台風上陸前の午前2時ごろ、強風と強雨が吹き付けるメダカ部屋を見ると、窓枠から雨粒が浸入(2年前にリフォームしたばかり)。さらに、窓ガラスがボールのように膨らみました。ガラスこんなに曲がるの?画像をとる余裕もなく、急いで養生テープで補強。雨戸閉めていたのに・・・関係なく・・・パスカルの原理(気体・液体に加えられた圧力は、四方八方に同じ大きさで伝わる)?
反射望遠鏡の主鏡にしたいような立派な曲がり。(^^;
窓ガラス割れてたら笑えない体験でした。雨戸で安心はできません。
 
参考資料
 
2)JUNZO著『アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル』日本実業出版社
       KINDLE版あり(アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル【前編】【後編】: 天体素人から星空マニアまで 銀河星雲映像化シリーズ (JUNZO) Kindle版)