Seestar S50を導入してから、Seestar中心の観望が続いている。(^^;
しかし、いかにSeestarといえど『月』の影響は避けられず、月光の影響が大きくなってくるころから、月・木星・SN2023xtg(NGC682の超新星)・太陽に限定した観望を続けてきた。
この内、この2ヶ月の月の観望機材とその状況を覚書として残す。
画像①十六夜の月(11月28日午後9時半ごろ、強風の中での撮影)
画像②Seestar S50
Seestarでの月の観望は本当にお手軽。この言葉しか出てこない。調子がよければ、クレーターにピントが合った月の画像が5分で撮れるのだから凄いわ。
なお、SeestarアプリVer.1.11.0で、月の自動導入が成功しなくなっていたが、「Level sensor calibration」を水平な場所で、水平に設置した三脚上でやり直して、自動導入の成功率は5割ぐらいまで回復している。月の高度が高いと手動導入は難しくなる。この時、自動導入してくれると嬉しいものだ。
満月期を除き、午後6時すぎの観望が多く、月の模様の向きの違いで改めて、観望している方位が日によって違ってくることが感じられた(星見娘48)。毎日観望を続けていると何かしらの気づきはある。
お月見セットB.Mak127 VIRTUOSO GTiセット(Sky-Watcher社製)
画像③十六夜の月(10時ごろ、強風の中で、26mmアイピース、iPhone7で撮影)
機材は2番目に買った天体望遠鏡セット。結構お高いので清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入に踏みきった(だんだん金銭感覚マヒしてきている(^^)/)。購入後銀河星雲の観望には適さないことがわかり(商品紹介のところにはしっかり月、惑星、星団・球状星団と記載されていた)、しばらく眠りについていたが、X(旧ツィッター)で紹介されていたスマホアダプター(画像④)が優秀で、不器用な私でもスマホコリメート撮影ができるようになり、お月見セット2号機として甦った。月が満ちてきた時の観望レギュラー機器の座に納まっている。
画像④APEXEL スマホアダプター(優秀なアダプター)
SKYMAX127(Mak127)での観望は、眼視の月見が楽しい上に、Seestarでは撮れない色々な月がスマホで撮れるのがよい。眼視に近いシルバーの月も撮影することができる(画像③)。
また、VirtuosoGTiは、自動導入経緯台であるが、手動で動かしても扱いやすい。月だけを観望するのであれば、スマホコリメート1枚撮りレベルの私には手動でも充分役に立ってくれている。
画像⑤Mak127 VIRTUOSO GTi(+5倍ファインダー+天頂プリズム+26mmアイピース)
(木星を観望する為に5倍のファインダーを付けているが、月だけなら付属のレッドドットファインダーで充分)
今夜は風も無く綺麗に撮れた。
画像⑥29日午後10時ごろSKYMAX127+iPhoneSE3で
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン
7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal
8)Sky-Watcher MAK127 VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)~シュミット商品紹介ページ
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