よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望51(ちょうこくしつ座 NGC7793渦巻銀河+満月)

2023-11-29 05:00:00 | SeestarEtc
ちょうこくしつ座 NGC7793渦巻銀河
画像① ③の画像処理・トリミング有

NGC7793は約1270万光年離れた渦巻銀河。ちょうこくしつ座銀河群の中で最も明るい部類の銀河らしい。

大きくはないが、豆粒のように小さくもなく、視等級10で明るめ、ピンチアウトでライブスタック中の画面を拡大するとよく写っている雰囲気。それで35分間のライブスタックを狙っていたが、天気・飛行機等の影響でできず。3度目の観望。4度目の機会は残念ながら無く30分間のライブスタック画像でのブログ掲載となった。

アンコウの提灯?

(覚書)『35分間のライブスタックの理由』
初めの頃のSeestarは、10分台で1度、20分台で1度、32分あたりで急に画像の質が良くなる時があり、あとあまり画像の変化が感じられないような気がした。それでこれはと思った天体は余裕を見て35分のライブスタック撮影を行っている(根拠のない個人の感想です)。そしてそれが習慣になってきた。(^^;
ただアプリやFirmwareのバージョンアップで、それが感じられなくなってきている。気のせいだったかもしれない。

画像②Seestarアプリのアノテーション、拡大・トリミング有

画像③30分間のライブスタック画像

画像④スカイサファリによる観望位置



11月28日午前1時前 満月

満月を向える27日は1日中悪天候で、深夜にやっと晴れてSeestarで満月撮影。ベランダはまだ水浸し。高度80°越えで、焦りながら、急いでの撮影(Seestarの追尾は85°まで)。一発自動導入できたのは良かったが、動くとベランダが揺れ、画面から月が外れそうになる。私の動きに揺れる月を息を止めて撮影ボタンをタップする。とりあえず撮れた。狙っていたSKYMAX127での撮影はできず。Seestarは本当にお手軽。準備から撤収まで10分かかっていない。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)ちょうこくしつ座 - Wikipedia

9)NGC 7793 - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)星見娘で電視観望17(ちょうこくしつ座銀河 C65/NGC253) 

04)星見娘で電視観望24(ちょうこくしつ座 C70/NGC300) 

05)星見娘で電視観望27(ちょうこくしつ座 C72/NGC55銀河+1)

06)星見娘で電視観望31(ちょうこくしつ座 NGC134銀河) 

07)星見娘で電視観望34(ちょうこくしつ座 NGC288/Mel3球状星団) 

08)星見娘で電視観望39(ちょうこくしつ座 NGC613棒渦巻銀河)

撮影情報
2023年11月7日午後9時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
ちょうこくしつ座  NGC7793
Seestar S50+iPhone7、10秒露出30分のライブスタック撮影
Affinity Photo2で画像処理
「写真」アプリで、画像調整、トリミング等