よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録104(カシオペヤ座 C13/NGC457 ET星団+1)

2023-07-10 05:00:00 | C天体

カシオペヤ座 NGC457(C12、Mel7、ET星団、トンボ星団、フクロウ星団)、NGC456

画像① QBPフィルターⅢ使用、元PNGファイルよりVGA切り出し

画像② QBPフィルターⅢ使用、元PNGファイルよりVGA切り出し

「満月下の電視観望シリーズ」その3

NGC457は、5等級のカシオペヤ座φ1星と7等級のカシオペヤ座φ2星がよく目立ち、英語では『Dragonfly Clustera』『Owl Cluster』、日本語では『トンボ星団』『ふくろう星団』と呼ばれてきたようだ。私の写し方だとトンボですな。180°回転させると確かにふくろうにも見える。また最近では『ET星団』とも呼ばれる人気の星団のようだ。これも180°回転させると、映画のETが自転車こいでいるようにも見える。

上の内容について観望中はもちろん知らなかった。星空への知識0に近い上に視力0.1、おまけにメダカ部屋は横から街灯直射その上満月とくれば、裸眼では月と1等星ぐらいしか見えない。しかしiステラHD(プラネタリウムアプリ)で、カシオペヤ座が観測可能位置に来たと分かり、iステラHDと浅田さんの本を参考に、カシオペヤ狩りともいえる電視観望で撮った1つ。撮った翌日の資料整理・学習でわかった。出会えて良かった。

NGC456もついでに写っていた。これは観望中に気づいて、一瞬2つを中心にとも考えたが、初心者が小細工しても技術が無いのでろくなことにならない。ビギナーズラックをそのまま生かした方が良いことをこの半年学んできた。それで、写野の角に写ったままの画像となった。次の機会には頑張ろう。

画像③ 画像①のSharpCapProによるプレートソルブ、ディープスカイ・イメージ・アノテーション

画像④ 画像②のSharpCapProによるプレートソルブ、ディープスカイ・イメージ・アノテーション

画像⑤ 元画像より2300×1300切り出し、花子PLによりJPEGファイル変換

画像⑥ 画像⑤のSharpCapPro によるプレートソルブ、ディープスカイ・イメージ・アノテーション

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~株式会社サイトロンジャパン

8)VIRTUOSO-GTi~サイトロンジャパン 

9)カシオペヤ座~Wikipedia

10)NGC457~Wikipedia 

11)NGC456~Wikipedia

撮影データ

2023年7月3日快晴、月齢14.9(満月)
メダカ部屋観測所
カシオペヤ座 NGC457(C13、Mel7)、NGC456
FMA135+Neptune-CⅡ+Virtuoso-GTi+QBPフィルターⅢ
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIA(ディープスカイ・イメージ・アノテーション)
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300
Exposure=8s×44frames=352s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォトで、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等