くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

機械仕掛けの青い鳥(113)終

2019-07-22 20:01:26 | 「機械仕掛けの青い鳥」

 不思議そうな顔をしたおばあさんは、老婦人を見るとはっと息を飲んだ。そして、すぐに目を細めると、はにかむように笑みを浮かべて言った。
「あの方の妹さん、ですよね……」
 ソラとウミは、隠れるようにそっと玄関の外に出た。
「はじめまして。亡くなった三浦の、妹です」と、老婦人が言ったとたん、出迎えてくれたおばあさんの目から、大粒の涙が音もなく流れ落ちた。「遺品の中にあったあなた宛の手紙を、お届けにまいりました――」
 老婦人は、着物の胸にしまっていた手紙を、そっと取り出した。その目には、拭いたくても拭いきれないほどの涙が、さめざめと頬を伝い落ちていた。
 二人が笑顔を浮かべるまで、兄妹はじっとその場を離れなかった。そして、誰も知らない話を、自慢げに二人に聞かせた。二人は、兄妹が知らない三浦少尉の話を、楽しげに話し合った。

「じゃあね、さようなら!」

 ソラとウミはそろって言いながら、駆け足で家に帰っていった。もうとっくに日が暮れていた。
 門の外に車を止めていた運転手が、手を振りながら駆けていく二人に気がつき、車の中から小さく手を振って呼びかけた。

「気をつけて帰るんだぞ」

 と、ガラスのように透きとおった影が、おばあさんの家の屋根に止まった。バサバサッと翼を広げた影は、瞬きをするほどわずかの間、どんな空よりも濃い青色をした鳥の姿を、キラリと浮かび上がらせた。

                        おわり。そして、つづく――。

 

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よもよも

2019-07-22 06:14:48 | Weblog
やれやれ。

最近早朝に手洗いに起きる・・・。

原因はわかってるつもり。

なんだか習慣で、

日付が変わる頃になると、

無性になにか飲みたくなって、

コーヒーやら炭酸やら、

冷たい飲み物ごくごくやってるから、だと思う。

ああ、なんだか2度寝したみたいで、

月曜から雲の上に浮かんでる感じ。。

フワフワ。
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