from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

終わりましたの報告してた

2020-10-16 | ラーラ(進路・就労)
何年かぶりに長男の作業の様子を見学させてもらいました。
今の生活介護の事業所に通い出して4年目。
できることは「並べること」
外部の企業から委託を受けた内職のような仕事をしています。
製品になるものだから、いい加減な出来では納品できない。
ちゃんとできるところだけを任せてもらっている。
バリ取りと、検品前の並べが専門。
数をカウントできないので、製品の大きさに合わせたシートを用意してもらって、その上に並べていく。
向きと表裏は律儀に揃えて並べることができるみたい。
作業中、支援員さんは全体に目を配る。
ラーラだけを見ているわけではないから、時々ぼーっとしていても気づかれにくい。
ひとつの作業が終わっても、気づいてくれるまで黙って待ってたり。
それがいつからか、自ら立ち上がって「終わりました!」をアピールするようになったんだそうで。
10個並べたらスタンダップ!
検品してもらったら箱に入れて次にとりかかり、また10個並べたらスタンダップ!




ちょっとこれ、感動したわ。
ほんとにスモールステップなんやけど、できなかったことができるようになってる。

家帰って「ラーラ、凄かったね。終わりましたって立って伝えるんやね。」
って言ったら、かすかにやけど、ドヤ顔されました。

ラーラが携わったパーツ、世に出る姿はどんなかな?
買えるものなら買ってみたいけど、どうもこれ車の一部とかみたいやし、無理かぁ。

22歳の自閉症くん。
環境に恵まれて、コロナ禍にあっても安定の毎日を送ってます。
感謝。

母校にて

2017-12-01 | ラーラ(進路・就労)

先日、ラーラが卒業した支援学校の

「卒業生の保護者の話を聞く会」に参加してきました。

はい、卒業生の保護者です。

私も在校中には何度も何度も先輩お母さんの話しを聞かせてもらいました。

わが子の姿を重ねて聞くのですが、成長真っただ中の息子の様子は一年一年違って

同じことを聞いても感じ方が違うというのを実感してました。

今回は、卒業して半年ちょっとのメンバーの「話す」立場での参加。

いろんな障害の程度、いろんな進路、そして親の考え方もいろいろ、かな?

聞いてる側の保護者の方も、自分の数年後を重ねられる人が一人ぐらいはいたかな?

座談会のようなフリートークに備えて、資料を手元にもっていってたけど

事前質問だけで終わったので、ボロが出ずに済んで、ほっ。

進路に関しては、決めかねたり迷ったり、枠があるのかないのか知る由もなく

ドキドキ、ハラハラ…決まるまで緊張や心配は尽きなかったものの

今となっては毎日ラーラが機嫌よく通ってくれてるし

支援員さんたちも本当にいい人ばっかりだし

よかったって思える状況だから、ありのまま素のままを話せた。

会が終わって先生方にも挨拶したかったけれど、授業中…。

進路担当のH先生には挨拶ができたので、よかった。

久しぶりの友人とのランチも盛り上がり、あっという間に時間が過ぎる。

たった半年だけど、相変わらずいろーんなことがあって

みんな懸命に前向いて人生歩んでるなぁ~と再認識。

学校に入り浸っていた時期が懐かしいなぁ。

お世話になった分の、まだ何分の一もお返しできていない…。

ごめんなさい。

ラーラ以上に私も振り返らず前向いて行こう~!な性質なもんで。


家族会でした。

2017-07-02 | ラーラ(進路・就労)
2回目参加の家族会。
今年から毎月ではなく隔月開催になったそう。
でも、多分、参加者の数に変動はないんだろうと思う。
来る人は来る。
来ない人は来ない。
法人の収支報告まであるので、なかなかに密度は濃い。
利用者さんの活動報告も、スライドにまとめて見せてくれる。

職員さんの仕事量、半端やないなぁ。

ラーラの2個上の先輩ママにも会えた。
こういう機会は、卒業式したあとほんまに貴重。
お姉ちゃんたちの就活の話題にも混ぜてもらい
ポーの行く末を想像してみたり。
健常の子も、大学生になっても親は気が気じゃないんだなぁと。

めっちゃためになるし、めっちゃ楽しいひとときだったけれど
やっぱり疲れたぁー。
慣れない場、年上の方ばかりの中、緊張してるんだわ。
夕方、ソファで寝落ち。
で、溜まった仕事を夜中までごそごそ。
そのうち、私も慣れてくるんかな?
なかなかペースがつかめない( ̄▽ ̄)

施設見学会に行ってきました。

2017-06-26 | ラーラ(進路・就労)

すっごいおかずの量。
魚屋さんに注文したお弁当なんだそうです。
ごはん付いて600円。
家の近くにそんな店、あったらいいのに…。
家族会の会長さん、さすがに顔が広い!
お弁当ひとつにも感じてしまいました。

ラーラの通う事業所には、「家族会」なる組織がありまして。
学校時代のPTAと同じようなもの、かな?
利用者さんが重度の障害者さんばかりなので
親と施設職員とが手を携えていく必要があるのです。
今日は、その家族会の企画で
市内の別法人が運営する施設の見学会がありました。
マイクロバスに乗り合わせて、小旅行気分。
こういうの、日程さえ合えば一人で躊躇なく参加するのですが、行ってからハッ!と気づく。
参加者のほとんどが、家族会の役員さんではないですかぁー。
あー、やっちまった?
PTAもそうでした。
お手紙見て、仕事の調整ひく日なら、参加。
行ってみたら、あら、みんな役員さんやん。
みたいな…。
みなさん、お知り合い同士で行くか行かないか、相談して一緒に参加するか、みんな行かないか、決めてるらしい。
45にして、女子の習性にようやく気づく。
ま、わかったところで一緒なんですけどね。
予定が合えば行くし、合わなければ行かない。
行ってしまえば、誰かが話しかけてくれるので、その人と話せばいいのだぁ。
自分からは話しかけられない人見知りなのは、内緒。
で、やっぱり今日行ってよかったですよー!
すっごい施設があるもんだ!
すっごい法人があるもんだ!
神戸市、捨てたもんじゃない!
3才から88才までの利用者さんがいらっしゃいました。
ターミナルケアのできる場を目指して着々とハード、ソフト両面を整備中。
自分の親より高齢と思われる利用者さんともお話しました。
かわいらしい方、多いです。
人懐っこいのかな?
支援がうまくいってるってことなのかと。
ここまで恵まれた環境で老後を送れるのは稀だとは承知しつつも
重度障害者を息子に持つ身としては、少し安堵。
親なき後も、幸福で穏やかな生を全うしてほしい。
先人たちが、世を変え人を変え、築いてくれた恵まれた時代に生かしてもらってます。
次世代にバトンを繋ぐ責任を感じます。
PTAも家族会も、みんな煙たがらずに顔出しましょうよねぇ。
責任のある役は、まだまだ受けられる状況にはないですが…。

給料日でしたか…。

2017-06-25 | ラーラ(進路・就労)

ラーラが不機嫌そうにカバンを投げた。
土曜日のできごと。
その場面でラーラに吹き出しつけるとしたら
「ファイル見たんかっ!」
あ、ごめん。
金曜日に帰ってから連絡帳見てないわ。
開けて、もう一回、ごめん。
お給料日やったんやね。
お疲れ様って、金曜日に言うてあげたかった。
2回目のお給料袋。
ラーラの1ヶ月の成果。
帰ってきたら、とりあえず連絡帳見よう。
ごめんな。