from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

土用の丑の日

2016-07-31 | ラーラ(偏食・食事)

昨日が土用の丑の日だったようですが…

国産鰻高すぎて、わが家にゃ関係ないっ!

ポーのリクエストにより夕飯は「シンガポール海南鶏飯」

本物食べたことないけど…前に1回クックパッド見て作ったら

ポーがめちゃくちゃ気にいって、今回2度目。

炊飯器で鶏肉丸ごと一緒に炊いちゃうから、楽。

なんだけれども…ラーラは気に入らなかったらしく

海南鶏飯を目の前にして

「ごはん!ごはん!」って怒ってる。

いや、今日はこれがごはんなんやけどぉ~。

仕事で疲れてるし、別メニューは勘弁してぇ~。

しかし、怒り収まらず新聞チラシの写真指さして

「ご・は・ん!」

って…それ、鰻の蒲焼き?

「鰻食べたいん?」って聞いたら

うん、うん。

「そっかぁ…明日、食べる?」

って言ってたら、今日ばぁばが宮崎県産のでっかい鰻の蒲焼を

どどーんと2匹持ってきてくれた!

ラーラ、夜中の間にばぁばに念を送ったか?

じぃじを通じて夢にでも出たか?

ラーラの思い、恐るべしっ。

というわけで、一日遅れで美味しい鰻いただきました。

クックパッドで美味しい温め方検索したら

丸洗いしてから焼き直すって。

水洗いして日本酒振って焼いたら

ふわっ!カリッ!

あっという間に2匹消えてったぁ~。


B型アセス

2016-07-29 | ラーラ(進路・就労)

職業能力評価…いわゆる「B型アセスメント」ってやつ。

今日でした。

夏休みのとある一日。

デイサービスを休んで、早めの昼食を家で済ませ

夏休みなのに制服着て

来たことないとこに母と来て

入ったことない部屋に入って

初めて会った職員さんの声かけで作業。

できたらびっくりするわっ!

っていうシチュエーションで

誰よりもマイペースっぷりを発揮したラーラ。

「はよ帰ろ」オーラを分刻みに発しながらも

大きな声を出すこともさほどなく

(ないわけでもないけど)

極度の離籍もなく

(立ち上ったけど)

っていうか、そもそも職業評価を受ける目的が

「卒業後すぐの就労や期限付きの訓練は難しいので

継続した就労支援(B型)が向いている」

というお墨付きをいただくため。

なので…できなくてOKなんだけど。

親としては、複雑な心境。

日ごろの様子を見てたらわかることなのに。

これ、あと数年もしたらきっとなくなってると思う。

帰り道のラーラ。

さっさと帰ろ~っとめっちゃ歩くの早いし。

けど、車の音とか信号機の音とか、うるさいんやね。

両耳塞いでるし。

いつもならパーカーのフードでやり過ごせるのに

制服ったら…耳を覆う物がありゃしない。

小さい頃は私に後ろに回れってクレーンで指示して

二人羽織みたいな恰好で私の腕で耳塞いで歩いてたなぁ。

二人で長い距離歩くの、久しぶりやなぁって

母にとっては思わぬ嬉しい時間やったけど

ラーラ、お疲れさま。

夏休みの一大行事が、ひとつ終了。

第一希望の進路先からの受入れ枠があるかないかのお返事…。

今月中にいただけるとのことで、あと数日、心がそわそわ。

自分たちでどうにかできることでもないから

祈るしかない。

 


思うこと…。

2016-07-28 | ディプシー(日記)

どんな風に見方を変えても

どんな風に歩み寄ろうとしても

許せない。

人の命に、重い命も、軽い命も、ない。

誰の命も、かけがえのない、たったひとつの命。

精一杯、生きる価値のある命。

今回の事件が報道され続ける中で

どうか、「生きる価値がない人がいる」なんて勘違いをする人が出ませんように。

どうか、「精神障害のある人がみんな他人に危害を加える」なんて勘違いをする人が出ませんように。

きちんと考えて、知らなかったことを知って、見えなかったものを見て

重度の障害者の方のこと、家族のこと、精神障害者の方のこと、社会の制度のこと、実態、

人が言うこと、テレビで流れる映像だけで終わらせないで

考えるきっかけになりますように。

私、私だけかもしれないけれど…

「出生前診断」のニュースを聞いたときと、同じ気色悪さを感じました。

生まれてくる前の命とは、全く質が違うと考える方が多いのかもしれません。

親と他人とでは、質が違うのかもしれません。

けれど、根底にあるのは、命そのものに区別をするのかしないのか。

どこかで線が引けるものではなく

多種多様な個性、生き方をどうして許容できないのか。

自分が、自分の子どもが、他者や社会から否定され、生きる価値がないと決めつけられるとか

受け入れられる筈がない。

どうして、大きなハンデをもった人の身近にいながら

その命の価値を見いだせないのか。

ロボットや機械じゃあるまいし、生産性なんかで人間の価値は計れない。

瞳や、唇のかすかな動きだけで人を感動させる瞬間があることに

気づけている人は、少ないのかもしれないなぁ。

どうか、必要以上に傷つく人がいませんように。

惑うことなく、全ての人が自分の命を謳歌できますように。


アキラさんのお楽しみ劇場コンサート♪

2016-07-26 | ラーラ(余暇・娯楽)

昨年の夏休み、「アキラさんの室内楽でございます」に挑戦。

ラーラと室内楽?コンサート?

あり得ない!!!が現実になったのでした。

今年も、学校から案内リーフレットをいただいて、申し込んでました。

オリックス財団が支援学校在籍者とその家族を招待するイベント。

大阪のオリックス劇場、昔の厚生年金会館ですけど。

新しくなって、本当に立派な劇場で驚きます。

昨年は、開演一時間前の開場とともに入場したんですが…

今年はなんと家を出る時間もおして

さらに高速の渋滞もあって…

到着したのがすでに開演から30分後。

開演してしまってるので、客席は暗い。

ドアは閉まってる。

はぁ、もう無理か…と諦めつつも

ラーラに全く入る気配がないわけでもなく

ドアの前まで行ったり来たり。

それを見ていたスタッフの方が機転を利かせてくれ

最上階の少しドアの大きな入口へ案内してくれた。

ドアの中に階段があって、ドアを開放しても影響が少なく

2ヶ所のドアを開け放してくれた。

おかげでラーラ、行ったり来たりしながらも

ステージの見える位置までたどり着けた。

まともに聴けた曲は2~3曲だけだったけれど

今年は今年で成長を感じることができたかな?

去年は学校のジャージ履いてたし。

それが今年は上から下まで私服。

当たり前のことが当たり前ではなかったから

いつの間にか当たり前にできるようになってることに

気づかせてくれた出来事。

来年は卒業してるから、今年がラスト。

あと何回かチャレンジできてたら、フルに楽しめるようになったのにな。