毎年、この時期に中学部の生徒対象のデリバリー授業がある。
「いのちの授業」
ラーラの通っていた小学校では
5年生で同じような内容の授業が、地域の方と共催で行われていた。
校区内に住む0~1才児のお母さんたちが子連れで参加。
赤ちゃんと触れあったり、生まれてきたときのお話を聞かせていただいたり。
昨日の支援学校での授業を参観してきた。
助産師さんが主宰してくれていて
やはり「いのち」とは…といったお話。
自分の大切な身体、他者との距離、などなど
知的障害のある生徒にとっても大事なお話。
そして、赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?
妊婦さんってどんな風なの?
体長50cm、体重3000gのリアルサイズの
新生児のお人形を抱っこさせてもらったり
おっぱいや赤ちゃん、羊水で身体が重くなる妊婦さんを体験するために
重さ7キロのベストを付けさせてもらったり
そして「それで家事をするって大変よねー」
と掃除機がけや雑巾がけをしてみたり。
これはぜひ、世の中のお父さまがたに体験していただきたい…。(笑)
なかなか体験の目的を理解したとは思いづらいんだけど…
この日はいつも、我が子がこの世に生まれてきた日のことを思い出す。
そして、それを口に出す。
担任の先生に、ラーラがいるそばで
生まれてきたときのこと、幼かったころのこと
そしてその時の自分の気持ちを話す。
「生まれてきてよかった」
「愛されてる」
そんな思いがラーラの中に少しでも芽生えてくれたら。
そんな思いで「愛してるよ」を遠まわしに伝える。
もちろん、直接ムギュ~って抱っこしたりもするねんけど。
このデリバリー授業、一年目にはほとんど参加できなかったラーラ。
だって、初めて会う見知らぬ人が
得体のしれない人形たくさん引き連れて
重たい鎧みたいなもん着せようとして
そりゃ、怖いわ。
今回も、まだまだ警戒モード高めだったけど
信頼できる先生のそばで
もうすっかり慣れた学校で
ま、そないに無茶はせんやろぉ…という感じ?
で、渋々全ての体験をこなし
荒れることなく授業を終えました。
ちゃんちゃん。
この授業に来てくれた助産師さんには知り合いがいて
涙なくしては語れない時代
涙涙…毎日が涙大洪水のラーラ幼少期に
私に最初の光を見せてくれた人。
はじめて出会った自閉っ子ママのSちゃん。
めっちゃがんばる彼女に会えて
私もやらなあかんこと、あるやろー!?
と、ちょっと奮起したりもしたのです。
はい。
でも、今年はいっぱいいっぱいを超えたものを
少し整理していくことをしなくっちゃ。
身の丈を考えて、周りに迷惑かけずに処理していける量を
吟味して厳選。
できたらいいなぁ。