ポーの個別懇談。
最近は大きな問題もなく
何より元気に楽しそうに学校へ行ってるので
気にかかることもあまりない。
今年の担任、ポーにとっては初めての男の先生。
年配で、かなり落ち着きがあって寡黙な印象。
相性はどうかと心配していたけれど、この先生とっても分析が上手。
ポーのことをとてもよく見てくれていて、いいところも足りないところも
きっちり見抜いていらっしゃる。
○頭の回転が速い(考える力がある)
○発表、発言がしっかりしている(言葉づかい、声のトーン)
○元気で友達が多い
○自分から委員に立候補する積極性が出てきた
○不適切な場面での私語が多い
○しんどいこと、面倒なことは避けたがる
○都合の悪いことから逃げがち
○字が雑
はい、その通り!
私からは、もうちょっとがんばってほしいな、成長してほしいなって思うことを伝えてみた。
「遅れた」「忘れた」「わからない」
そんな時にどう行動するのが最善か、考えて行動してほしい。
「今日は雨だし、朝のあいさつ運動(代表委員の仕事)あるのかな?」
今のポー→「こんなに降ってるし、ないはずや」(自己判断)
親の希望→職員室に行って「今日のあいさつ運動は中止ですか?」(先生に確認)
自分から立候補して選ばれた委員の仕事だから、きちんと責任を果たしてほしい。
ポーの主張は、もう一人の委員の女子が先生に聞きに行ったっぽくて
そのあとも教室におったからきっと中止やった、と。
先生に聞いてない。その女子にも確認してない。
それじゃ、あかんやん。
ポー、次に同じようなことがあったら、どうするかな?
こんなことも、担任の先生は「とてもよい経験をしているのではないですか?」
と言ってくれる。
「あかんやん」ではなく「ただいま、経験中」
『4年生』『10歳』の、今。
この先へ、どう進んでいくか。
今は、選択肢を提示してもらって初めて自分の判断以外の手段を知ったところ。
次、どうするか。また同じ選択をしてしまうかもしれない。
それでも、心や頭に何か残るんではないかな。
経験をしないと始まらない。
困った場面をどう乗り越えるか。どう対処するか。
小さな失敗や間違いやつまづきは、たくさんあった方がいいように思えた。
成功だけが、経験じゃない。
子どもに向き合う態度を、改めて教えてもらった。
いい懇談会、だったと思う。