アジサイの咲く宝塚花の道と大劇場方面を望む
公演ポスター
昨日15日痛む腰をかばいつつ行ってきました1月以来の宝塚大劇場。途中最近定番の「阪急百貨店でサンドイッチ」も忘れずにそれといつもは買わないがブログをするので¥1000でプログラムも。考えてみると花組観劇はナント2015年4月以来。ゴメンナサイ花組。宝塚を始めて見たのが戦後直ぐの花組公演でコーちゃん(故越路吹雪さん)のフアンになり良く見たのが花組。さて2015年の時も新トップ明日海&花乃コンビ。今回も明日海りお&仙名彩世の新トップ公演。
最初は作・演出/中村 暁 古代ロマン 「邪馬台国の風」。振り付けの北浜竜也さんて初めて?音楽の森本夕紀も。中村センセってショーの人だと言う印象が強かったが今回は伝説の邪馬台国に君臨した女王「卑弥呼(ヒミコ)」の物語。がそこは宝塚、男役トップの明日海りおさん(タケヒコ)中心に物語は進むのでそれは仕方がない。芝居のストーリーは簡単明瞭でそれはいいのだが、二番手の芹香斗亜(クコチヒコ)さんとのお芝居での絡みが少ないので物語が何となく中途半端。
多くの小国が乱立し激しく争っていた古代ニッポン。中でも邪馬台国は抜きんでいたが、対立する狗奴国を侵略せんと諸侯の中から王を選ぼうとするが纏まらず。そこで大巫女の「新しい女王を迎えて国を治めよ」とのご託宣で田舎に住む「神の声を聞くことのできる少女マナ」を見つけ出す。マナが邪馬台国へ行く途中で狗奴の兵に襲われ、それを助けたのが明日海さん扮するタケヒコと言う訳。狗奴国王の星条さん時々セリフが聞こえませんでした。もっと押し出しよく貫禄あってしかるべき。その点美穂さんは完璧。
タケヒコは幼少時両親を狗奴国の兵に殺され、救ってくれた渡来人「李淵(高翔みず希」から棒術を学び達人となる。それを生かすため邪馬台国へ出向く途中でマナに遭遇。しかしマナは「“私達は遠い昔に出逢い、もう一度めぐり逢うと誓った”と告げる。タケヒコは一目で恋に落ちるがやがて大巫女の位を得たマナは遠い存在になった。色々あって最後はタケヒコとクコチヒコが戦い相打ちなるが、タケヒコはナントか生き返りマナに戻った卑弥呼と李淵の生まれ故郷で平和に暮らそうと大団円になるそこはタカラヅカ。
明日海りおさんは何しろカッコよく、カリスタの時は未だ線が細く感じたが今や大スターの風格もあり宝塚の男役を極めたようなキラキラした佇まい。ただ牢獄に捕らわれた場面で耳打ちをするときフト「女性」が出たかなと。新トップ娘役に抜擢された仙名彩世さん。まだ総て未知数ですが歌唱力やセリフ回しはほぼ及第かな。
これは演出の責任だと思うが、卑弥呼になり登場する場面や神璽を述べる時もっと照明を工夫して神々しさを出す工夫が欲しいのと当時の風習としても「薄縁(うすべり)」に座らせず大きく高い椅子に錫杖か鏡でも持たせて大きく立派に見せる工夫があればもっと引き立つのにと感じた。でも判りやすく楽しい作品だから皆さん見てください。
主な配役
ショーの開演前
ショーはお馴染み 作・演出/藤井 大介レビュー・ファンタスティーク 『Santé!!』 ~最高級ワインをあなたに~ ナーンテ題名からして華やかでオシャレ! 藤井さんは姿月あさとサン退団公演で鮮烈な印象を受けたが、その道筋はダイナミックからオシャレへと進化。幕開きから男役の芹香、瀬戸、柚香、鳳月、水舞と女装で銀橋にズラリ!
続いて客席降りではワイングラス片手に観客と乾杯!でSante !! シッカリ事前にグラスを売店で買わせる商魂も見た。どの場面も明日海さん筆頭にスターさん達が魅せて歌い踊って楽しくフレッシュでスピーディで言う事なし。明日海さんに1曲で良いからジックリとシャンソン歌ってほしかった。今の彼女ならできる。美穂さんいつもながらさすがの歌唱でしたがその割に星条さんチョット目立たなかったような。
ただ第7章で全員がシンプルな衣装で最後まで踊るのに明日海さんだけが途中からゴ―ジャズな衣装に変わり再登場するのはチョット違和感がある。彼女もよりシンプルな衣装の方が一体感がもっと出たと感じた。それと芹香さんにもっと大きな場面を全部与えるべし。これは柚香サンにも言えるし花野じゅりあさんにも言える。ソロで踊れる女役の出現を強く望むジジでした。高翔さん群舞の中でも笑顔が光ってます。
明日海さんチョット膝を使って踊らされ過ぎじゃないですか。そのせいでは無いだろうがフィナーレのデュエットのリフトでお転びに。あれ危ないよ。無理して細い明日海さんにリフトなんかさせない「振り」で見せるをお願いしますよAnjuさん。仙名さん21場が一番今の彼女らしかった。後はダンスで大人の女を見せるようになって欲しい。体型もね。色々勝手な事言ってゴメン。いつまでもタカラヅカ応援してます。
コレゾ タカラヅカ カッコイイね!