景気の低迷、政治の停滞を感じずにはいられないという方は多いのではないでしょうか。格差の拡大がもたらす結果は、個々にとらえれば小さな固まりでしかないストレスが大きなマグマとなり、社会変革の圧力となりうる、ということを政治家は忘れてならないと思います。
中国のデモ行進はまさにそのストレスのマグマが一部噴き出していることを表しています。少ない報道ですが、ヨーロッパでもデモが頻発しているようです。
日本は、そこまでの格差があるのか、またおとなしい日本人というべきか、どちらか、また両方かわかりませんが、大規模なデモが行われていません。たまにデモ行進があっても過激ではないため、マスコミもほとんど取り上げていないのが現状かもしれません。
しかし、そうしたデモ行進が、社会のひずみの一つのバロメーターとするならば、政治家は真摯に受け止めなければならないでしょう。よく行われる署名活動も同じであり、たとえ少数といえども民主主義の在り方として尊重されなければならないのは言うまでもありません。
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