浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

9月議会の質問Ⅰ

2010-09-30 09:04:35 | 国際・政治

今回の9月議会の私の質問です。

①平成21年度決算及びその財務諸表について

公会計制度による貸借対照表の作成について固定資産の台帳整備と損評価方法について、純資産が減少していることについて、経常行政コストの増加は何を意味するか、基礎的財政収支の悪化の理由、予算上の予備費は必要か、市民への公表方法について、と多少細かいことになりましたが、決算議会に当たり説明を求めました。

(回答)固定資産の評価は一部時価会計を導入していること、定額給付金が翌年へ繰り越しとなったためのため前年から純資産として減少したこと、またそれが行政コストの増加や基礎的財政収支の悪化につながっていることにつながっていること、予備費の予算化は検討に値する、公表方法についても市民の皆さんに分かりやすく説明を加える、という答えでした。

(所感)結局のところ、財務諸表を作っていても、発生主義や複式簿記の企業会計になっていないため、正確な財務諸表になっていないということです。ただし公会計制度の改革は始まったばかりであり、市民本位の会計制度に向けて今後も注視していきたいと思います。

②下水道事業について、今後の下水道料金の方向性について、下水道計画区域の見直しにかかる基本方針について、会計基準のみなし償却の廃止につてを質問しました。

(回答)収支見込みは下水道区域の拡大とともに収入増加を予想、償却についても法的に平準化されるため資金不足の不安もないという状況であり、現行維持に努める、みなし償却の廃止についても料金水準に影響はない、下水道計画区域外の調整区域においても、現在と同様に合併浄化槽の補助行い、下水道との公平性は保つように促進するとの答えがありました。

(所感)資本投下が大きい下水道事業について、先行きの懸念があったための質問となりました。人口減少社会を迎え、町のありようも変わっていきます。過度の負担となりえる場合もあるので今後のチェックも必要です。もう少し、社会変化に柔軟に対応できる合併浄化槽の在り方を考えてみてもよいのではないかと思います。

③、④の質問は次のブログへ

以上


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