昨晩、未来工業の創業者である山田相談役のユニークな経営方針を初めて伺い、刺激を受けたと同時にいろんなことを考えさせられました。
独特の語り口、シニカルなまた傍観者的な表現、極端な例え、実績が伴う自信、脱線する話など、1時間では核心をつかむことのできない講演でしたが、それでも普通の会社では考えられない経営方針に驚くばかりでした。
「徹底した差別化、つまり人のすることの逆をやれ」、「常に考えて仕事をする」、「思い込みが行動を阻害する」といった経営理念が、徹底的に浸透している会社であることは確かです。そして人の心理や行動に信頼を置いた「人は働くために」という信念で経営が貫かれているということが核心だったのではないかと思います。小手先の経営手法ではなく、理念、思想として経営をとらえていることに驚かされました。
講演を聞いていて、スウェーデンの社会保障政を思い出していました。よく社会保障政策のシステムとしてスウェーデンが取り上げられていますが、大切なのはシステムそのものではなくそこに貫かれている理念なのです。つまり、「人間は働くことによって生きがいを求め、人としての尊厳を求めている」(うまく表現できませんが)という理念によって社会保障政策のシステムが成り立っているということではないでしょうか。そうでなければ社会全体が高い社会保障費を負担しようとするシステムになりえないのです。
話がそれてしまいました。
政策を考える上での原点を見たようなとてもうれしい講演でした。
以上
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