今回は、航空券とホテルのみは確保したが、それ以外は何も事前の計画なしで2泊3日の札幌への旅をしてきた。
東京と比べると暑いとはいっても、梅雨がないといわれる札幌は、じめじめした感じが無いのがありがたい。
北海道のおいしいものを食べるのが目的のひとつでもあり、何よりの楽しみだった。
新千歳空港に着き、案内所に立ち寄り、まずガイドブックを手に入れ目を通す。
過去に訪れたことがない「羊ケ丘展望台」が目に留まり、行ってみることにした。
雄大な景色を見渡せる丘にはクラーク博士の像があり、同じポーズで写真を撮る人が列をなしている。
資料館に寄り解説のパネルを読むと、「Boys be ambitious」という有名な言葉の後に、「like this old man」と続いていたようなことも書かれていた。
羽田からの飛行機が遅れたこともあり、羊ケ丘の散策のあと、札幌市内に戻ると夕方になっていた。
今回の旅で食べたいものとして「寿司」、「ラーメン」、「スープカレー」の三つは絶対にはずすまいと決めていた。
初日の夕食は、幸いにも泊ったホテル(すすきの)のビル内に、「はなまる」というお寿司屋さんがあり予約もとれた。
人気があるらしく、開店前に何人かのお客さんが、お店の開くのを待っていた。
店内にはカウンターとテーブル席があるが、テーブル席に案内された。
まずはビールのお供に、マグロ、サーモンの他、私の好きなほっき貝、つぶ貝が載った刺し身の盛り合わせを造ってもらう。
「生だこ」の頭など、珍しく入ったという、普段お目にかかれないものも・・・。
その他、つまみになりそうなものとして、薄く味付けされた時期の「しま海老」、そして「蛸の吸盤」などもいただく。
海のもの以外では、野菜のかき揚げが大きくカットされた野菜の甘みが感じられ、これもおいしかった。
ビールで一息ついたら、お寿司に行こう。
カウンター以外(テーブル)の客は、手元の用紙に、ネタ・ワサビの有無・個数などを書いてスタッフに渡す。
お寿司は、それぞれのテープルに、お皿で届けられるシステムになっている。
「ウニ」は、シャリとたっぷりのウニを海苔で包む、初めて食べるやり方だった。
ホンマグロの赤身、新鮮な「ほっき貝」や「つぶ貝」も刺身とはまた別な美味しさを感じる。
偶然ではあるが、以前、納沙布岬に行ったとき、根室で入った寿司屋さんもこの「はなまる」さんだったように記憶している。
とても混んでいた印象が残っている。
札幌「すすきの店」でも、新鮮な魚介がリーズナブルな価格で楽しめた。
私たちが帰る時も、店頭には、何人かのお客さんが席が空くのを待っていたのもうなずける。