幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

カルガモ観察日記・まだ飛べない一人っ子

2023-09-23 | 野鳥

 

このカルガモの子は、孵化してから55日経つ。

また、母親に突き放されて、独りぼっちになってからちょうど2週間になる。

身体は親に匹敵するぐらい成長し、羽も生えそろっているが、まだ飛ばない(飛べない?)。

パタパタと羽ばたきはよくするようになった。

母親が羽ばたきした時には、羽音とともに、近くでカメラを持つ私の顔にしぶきが飛んできたものだ。

この子のパタパタは、母親のそれとは違ってまだ力強さに欠ける。

 

2か月で成鳥と言われるカルガモが、いまだ近距離の低空飛行すら練習をしていない。

そろそろ「飛行訓練」が始められそうになった時に、母親は「子離れ」してどこかに行ってしまったのである。

親の飛ぶのを見て真似をしようにも、模範を示すべきその親がいない。

こんなとき頼りになる兄弟(姉妹)もいない。

一人(一羽)で「自主トレ」しようにも、どうしたらよいのか分らないのではないだろうか?

素人考えではあるが、それがいまだ少しも飛べないでいる要因かと思っている。

このような環境に置かれたカルガモは、飛ぶようになるまでに少し余計時間がかかるかもしれない。



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