京都で新幹線から在来線に乗り継ぎ、奈良までは「みやこ路快速」、奈良で乗り換えて法隆寺までは「大和路快速」を利用。
いずれも古都らしい名前の列車で、京都~奈良~法隆寺の所要時間は、乗り換え時間を含めて1時間ちょっとの時間であった。
法隆寺の見学ルートにも、修学旅行、インバウンドの観光客などが多いのは驚きであった。
コロナ禍で激減していた旅行者が、徐々に戻りつつあるように感じた。
法隆寺はお寺として日本で始めて世界遺産に登録されたという。
なかでも五重塔や金堂は、世界最古の木造建築といわれる貴重な歴史遺産である。
しっかりした技術と確かな材料を用いれば、木造建築とはこんなに長く持つのだということを実証している。
それと比べるのもバカバカしいが、同じ木造でも我が家の寿命は短かったこと・・・。
松並木の参道の正面にある南大門。
左右の土塀の間を真っすぐ進むと中門。
その奥には、かの五重塔。
すっくと立ちあがった姿は実に美しい。
大講堂側から金堂、五重塔を見る。
広い境内を歩き、東院伽藍へ。
そこにあるのは、見覚えのある八角形の「夢殿」。
広い境内は自由に歩けるが、隈なく周るとかなりの距離になる。
どの建物にも何かで塗装された部分は見られず、木材や金具など全てが自然に年月を経た感じそのものである。
歴史的建造物を間近にして多少の興奮状態にあったのか、休憩も取らずに歩き回った。
帰りは、さすがに疲れを感じ、参道から法隆寺駅まではバスを利用した。