コロナの感染が無ければ、新そばの季節に産地で開催される「新そば祭り」が楽しみだった。
北海道では、訪れたことがあるのは「幌加内」と「新得」。
新得町は、旭川空港からレンタカーで南下、途中の美瑛、富良野などを経てずいぶん走った。
新得町の役場前で開かれた、新そば祭りの当時の様子。
そのとき、「そば畑のオーナー制度」があることを知った。
申し込みをして年会費を払うと、町内の畑で蕎麦を栽培し管理を一切してくれる。
収穫後のお楽しみとして、取れたそば粉を製品(その時は乾麺)にして、送ってもらえるという仕組みだった。
生育の途中段階で、「あなたの畑はこうなっています」と、NETで写真を見ることができた。
私がオーナーになったのはこの広い畑の二畝で、名前の入ったプレートが立つ。
何カ月か後、このように成長した。
秋に、段ボール一個に詰められた乾麺が送られてきた。
「えッ、こんなにいっぱいあるの・・・!」と驚くほどの量であった。
自分の畑(?)でとれた蕎麦からできたと思うと、その味も一入であった。
その後もオーナー制度は人気があるらしく、いま新たに申し込もうにも無理なようである。
また、「新そば祭り」も中止になっており、過去を振り返るのが唯一の楽しみになってしまった。