人生第二章 挑戦者

<左半身麻痺の機能回復と生活奮闘記>
脳卒中に倒れ、その後の障害、失われた機能、生活を取り戻す記録

”印象派を超えて―点描の画家たち展” - 新国立美術館

2013年11月09日 19時41分36秒 | 展覧会・イベント
新国立美術館


印象派を超えて―点描の画家たち:ゴッホ、スーラからモンドリアンまで

クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に

今日の”街歩き・道歩きは”新国立美術館にて”印象派を超えて―点描の画家たち展”が開催されていますので、鑑賞しに行ってきました。

展覧会概要:展覧会ホームページ: http://km2013.jp/

フィンセント・ファン・ゴッホ:《種まく人》
ジョルジュ・スーラ :《ポール=アン=ベッサンの日曜日》
ピート・モンドリアン :《赤と黄と青のあるコンポジション》

 19世紀末から20世紀前半のヨーロッパ絵画において色彩は、外界の事物を再現するという役割から次第に解放され、ひとつの表現として自立していきます。色彩の独立は、印象派の筆触分割に、その萌芽を見出すことができます。
 新印象派の代表的な画家であるスーラは、印象派の感覚的な筆触分割には飽きたらず、科学的な知識をもとに独自の点描技法を開拓しました。色彩を純色の小さな点に分解して描く分割主義は、フランスを超えてヨーロッパ各地に瞬く間に広がります。
 そして、シニャックによる理論化にも後押しされて、抽象絵画の創設にも大きく貢献しました。
オランダからパリに出たファン・ゴッホは、新印象派の技法に大きな着想を得て色彩を探求し、やはり点描を通過したモンドリアンは後年、三原色に分割された宇宙的な調和に満ちた抽象絵画へと到達したのです。
スーラ、ゴッホ、モンドリアンを中心にした、フランス、オランダ、ベルギーの画家たちは、色彩の探求し、光を求めて郊外に出ていったのでした。郊外の風景画を見ていますとその絵の中に吸い込まれそうな思いを感じました。ゴッホの《種まく人》はミレーの作品とは似て非なる作品でした。シニャックの南仏アンチーブの風景画を見ていましたら思わず涙が出てしまいました。

さて、寒くなってきましたので、絵画鑑賞の他に冬の夜の楽しみでは音楽ですね。私の壊れた脳にはクラッシック音楽が効果があるかもしれないので、これからは休日の夜のひとときの楽しみとして、ワインとともにクラッシック音楽を聴くことを始めます。
今夜はバロック名曲集から
 パッヘルベル:カノン
 J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
 J.S.バッハ:10G線上のアリア(管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068から)

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