ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉藤子・F・不二雄 | |
クリエーター情報なし | |
筑摩書房 |
中高生向けの伝記シリーズ。
さきの凍りのくじらから藤子・F・不二雄に興味をもち読みました。
徹底的に児童漫画にこだわり、
子供達のために漫画を描いた漫画家。
ドラえもんの連載では
小学一年生から六年生まで全部、自身がドラえもんを描いて、しかも学年によってのび太の背丈や、内容、わかりやすさ、コマ割りも全部替えていたそうです。
生活は普通のサラリーマンのように、朝起きて電車で通勤し、夜は家に帰って食事をし、土日はこどもたちと遊ぶ、ごく普通の日常をすごしたそうです。日常のなかの
すこしふしぎを描き続けたひとならではの哲学を感じました。
詳細な伝記ではないですが、たんたんと客観的な文章でさらりと読める本でした。
最後には3つの設問もありますので、一冊まるまるが問題文だと思ってよんでみてもいいです。