こちらの本を購入しました。
すごいです。
面白いです。
手塚治虫に実際はどうだったのか?何を参考にしてブラックジャックを書いたのか本当に知りたくなりました。
1章のピノコ誕生にまつわる"畸形嚢腫"(第12話『畸形嚢腫』(単行本第2巻))についての作者の論文がすごいです。
ピノコの話から抗NMDA受容体脳炎へたどり着くまでの考察がすごい。
当時はまだ未知の病気であって、手塚治虫が卵巣畸形腫の女性を何らかの形で診療して、ピノコ誕生のエピソードを考えついたのだったらすごいと思います。
漫然と読んでいたブラックジャックをもう一度読みたくなること間違いなしです。
ピノコの話から抗NMDA受容体脳炎への考察は本書を読んで確認してください。
何気なく見逃している、エピソードや仕草、言動から、疾患を推理する楽しみを思い出させてくれる本書です。
オリジナルのコミックでは第12話『畸形嚢腫』(単行本第2巻)ですが
ebookでは14巻の第一話畸形嚢腫にありますので、無料でちょっと読めます。