![]() | 野茂英雄―日米の野球をどう変えたか (PHP新書) |
クリエーター情報なし | |
PHP研究所 |
野茂の記録
日本で78勝46敗 奪三振1204
大リーグで123勝109敗 奪三振 1918
この本では野茂の偉大さが何度も何度もかたられています。
私の記憶では、野茂が近鉄から大リーグに行く時に、ダン野村というあかしいエージェントによってなんとかドジャースに入れたという、うろ覚えしかありませんでした。
その後からポスティングシステムとかいう新しいシステムができてから次々と日本人が大リーガーになったのをおぼえています。
何で野茂以前はそれができなかったのか?この本を読んで始めてわかりました。
ダン野村はあやしいエージェントではなく、野茂の日本脱出の道を開いた重要人物であったことがわかります。
野村は日本の野球協約の抜け道を、丹念に探した。・・・・アーン・テレム(のちに松井秀喜のエージェントをつとめる)が、野球協約を検討し、ついに抜け道を発見した。
任意引退条項だ。P49から引用
野茂の肉声はほとんど出てきません、実際にそうとう無口なのでしょう。
母親の佳代子はこう言った。「小さいころは消極的で・・・あの子と長い会話をした記憶がありません。いつも口数の少ない子でした」P78より引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/2e/602f7f5c014b0fae1f434fd1899adf5f.jpg)
野茂英雄が好きな人もそうでない人にもおすすめの1冊です。