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『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』 2015年10月28日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

2015-10-28 21:51:51 | 映画 も
モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』 を東京国際映画祭で鑑賞しました。

これが今年のTIFFの最後の作品です。今年は7本でした。

【作品解説】
 在宅介護していた夫の容体が急変する。慌てた妻は主治医に連絡を取ろうと必死になるが、事態は思わぬ方向に転がっていく…。平凡な主婦が絶望的な行動に走る様を、抜群のテクニックで描くノンストップ・サスペンス。

2012年のベルリン映画祭で評価された前作『The Delay』において、働きながらの子育てが精一杯で病身の父の世話が重荷になっていくシングル・マザーの苦境を描いたプラ監督は、本作でも寝たきりの夫を救うべく絶望的な行動に走る女性の姿を描く。いずれも社会の弱者の立場から現代家族のあり方を問う内容であるが、今回はよりサスペンス色を強め、アート映画としてもエンタメ映画としても通用する作品に進化している。スピーディーな演出の上手さに加え、事件に関わる細かい登場人物を丁寧に紹介した上で緊張感を維持し、それを75分という長さにまとめる技術には目を見張るものがある。ストーリーテリングの新しい形をも提示する作品である。


やっぱり上映後のQ&Aを聞くと多少は評価が変わってくる。
これも映画もその類である。
観終わった直後はそんなにいい印象は無かったが、上映後に監督の話を聞くと
描きたかったことが伝わる。
この作品では会社は誰も責任を取らない。
それぞれは考えもせずたらい回しであるとのことだった。
確かにその通りなのである。
役割はあるもののそれを全うするために仕事をするのであるが
それだけであり、詰め寄ると(脅しもあるが)翻っていくのである。
それもたらい回しであるが・・・
そういう誰も責任を取らない世の中を描いているとのことである。
サクっと75分で濃密な内容だったのは良かった。


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