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2011年10月29日 『プレイ』 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

2011-10-29 22:36:25 | 映画 ふ
今日は、東京国際映画祭(TIFF)で、『プレイ』 を鑑賞しました。

唯一のコンペ作品の鑑賞です。
でも、明日の観客賞の授賞式&上映会には行きますが・・・

【ストーリー】
 本作は実際のいじめ事件を鋭い洞察力で描いたものである。スウェーデンのヨーテボリ中心部で2006年から2008年にかけて、12歳から14歳の少年グループが他の子どもたちにカツアゲを働くという事件が40件ほど起きる。少年たちは“リトル・ブラザー・ナンバー”や“ブラザー・トリック”と呼ばれる手の込んだ手口を用いていた。それは肉体的な暴力というより、高度なロールプレーイングとギャングのレトリックを用いたものだった。
(TIFF公式サイト あらすじより)


当初の想定していた暴力等とは違った形での内容で良かったと思いつつ、
この映画は凄いことを表現しているんだと後のQ&Aを聞いて認識した。
背景には人種差別があるが、スウェーデンではあまり話題にはならいとのこと。
しかし、黒人に対する差別は現実的にあるのだということを表したかった。
この映画を観て惹き込まれるのは、固定カメラに長回しを多用している点である。
それも、少年たちが演じているのだからかなり高度な演技を要求される。
1)最後の方にピエロのシーンは、黒人の家庭は決して貧しくないんだということを表現している。
2)踊っている少女は、アフリカ?の音楽に合わせて踊りをしている
3)大人が子供から取り上げるのだが、女性が言うのは何が正しいのか

4)最後の笛は私になりに解釈すとそれでも生きていくということを表現したのかと感じた

かなりの長回し&固定での演出が多いのでフレームアウトのーシンは気を惹きます。
そして、途中にある電車のゆりかごも決して気休めではないんだそうです。

人種差別や大人と子供の壁には問題がありますね。
どこの国でも一緒です。
本当に最後の女性が勇敢で格好いいし、あのような方はいないなとつくづく感じます。
大人が駄目なら、子供も駄目になる、そんな当たり前のことを訴えています。


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