北側より見る岩間城跡。(中央左側の住宅の建つ辺り)
「南信伊那史料 巻之上」に拠れば、
岩間氏ノ舘跡
仝村岩間耕地ニアリ應永二十年片桐中務少輔ノ三男(或記ニハ飯嶋氏ノ分流トモアリ)在名ヲ以テ家號トシ岩間兵部少輔此ニ居舘ヲ構ヘ居住・・・、
とある。
城跡は圃場整備等により地形も変わり遺構は何は無く、城跡と推定される場所付近に説明板が立てられていました。
駐車場所からこれから向かう東側を見る。
城跡は正面奥の鉄塔と住宅の建つ辺り。
宅地西側の耕作地に説明板が立てられています。
昭和54年に行われた発掘調査で、説明板の辺りを奥方向(南側)に伸びる堀跡が見つかっています。
鉄塔の辺りで昔の段丘は向きを変えていたようなので、城域もこの辺りまでか。
来た方向(西側)を振り返って。
現在は道路の北側で一段低くなっていますが、往時の段丘端は住宅脇の一段低くなった石垣のある辺りのようである、現在の部分道路は盛ったものと思われる。
駐車場所まで戻り、今度は南側へ。
城跡は左側。
雪が舞い始めたので、急ぎ次の目的地、岩間狼煙台へ向かう。
所在地:長野県上伊那郡飯島町岩間
現状:宅地、耕作地等
遺構:なし
状態:
表示等:史跡 岩間城跡、の説明板
駐車場:なし