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西側から城跡の残る山塊を望む。
「でゑら」の位置は実際には岩ヶ城のある尾根に隠れて確認できない。
「岩ヶ城」の東側の尾根上の自然地形とも人工的とも思われる面白い地形のみられる場所が「でゑら」と呼ばれる城跡となります。
「図解 山城探訪 第四集 改訂上伊那資料編」(宮坂武男著 長野日報社刊)では戦うための城ではなく、戦乱を避けて隠れるための場所だった、のではと推察されています。
「岩ヶ城」から尾根上を先程の小径まで戻り「でゑら」のある東側の尾根を目指す。
小径の踏み跡は更に薄く細くなり、けもの道と変わらなく見える、
所々で分岐を繰り返すが、惑わされないよう高度を保ちながら注意して進む。
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GPSで位置を確認しながら進むこと15分、少し藪化した尾根に着く。
一瞬道を失ったように思うも尾根上を下る道はすぐに見つかる。
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尾根は西側に伸びていて、
少し下ると尾根上に巨大なスプーンでえぐり取ったような窪地が現れる。
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なるほど「でゑら」である。
えぐり取られた窪地の外側のフチは土塁のようにも見える。
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窪地北側部分。
窪地の底から下って来た尾根方向(東側)をみる。
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同じく尾根先端方向(西側)をみる。
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当然ではあるが窪地から尾根先端へは上りとなる。
先端部には南北に小高くなった平場が二ヶ所。
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北西側に土塁状の地形が見られた。
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現状:山林
遺構:自然地形のようである
状態:
表示等:不明
駐車場:上の平城跡四阿付近