所在地:長野県下伊那郡阿南町大下条西条
現状:山林
遺構:郭、空堀
状態:よく残っています
表示等:なし
駐車場:なし
国道151号線早稲田トンネルの西側の山中に遺構がよく残っています。
遺構は北側に伸びる尾根上に数条の堀切と先端部に主郭、その北東側下に
複数の平場を見ることができます。
伊勢から新野に入った関氏が北に勢力を伸ばす足掛かりとした城跡の
1つです、北には矢草城、東には上田城が近距離に在ります。
国道151号線早稲田の交差点から旧道に入ると直ぐに林道早稲田木曽畑線の
起点が有りましたのでそこから林道を進みます。
所々で落石を避けながら林道を上がり、大下条地区の水道施設の少し先に
車を停め城跡に向かいました。
林道脇に半僧山?の標識、私の知っている半僧山はここからは行けない気が・・・。
林道より別れた道は更に狭いですが舗装はされています。
南東に300m程進むと北側に登る電柱保守用と思われる山道が見つかりました。
山道を北に少し登ると電柱のある平場に出ました。
この先に3つのピークが尾根上にありそれぞれの鞍部に堀切があります。
最初のピークを下った所の堀切。
3つめのピークに掛かる直前の堀切。
堀切を過ぎ登り切ると主郭に到着です。
主郭南側の空堀。
郭側には石詰みが見られます。
主郭。北東方向に細長いです。
主郭を先端まで進むと下側にいくつかの平場が見られます。
主郭から一段下の平場。