当世・服飾ファッション・よもやま話  UP TO DATE FASHION NEWS

目に映る当世ファッション状況を感じたままお知らせします。このサイトのファッションは服飾に限ります。インフレファッションへ

クリノリン、バッスルよ 「さようなら。」

2010-04-22 | Weblog
王侯貴族の最重要お仕事「社交会=party=舞踏会」催し。
産業革命のお陰で「時間と空間 」が狭められ、19世紀後半まで
ドレスの主体はクリノリンからバッスルスタイルへ移行。
更に、王侯貴族の激減も伴い、腰下部の膨らみファッションに変容を来す事に。
(ヒップボリュームを強調させる為、
     ウエストを極度に締めつけた補正インナー、コルセットの存在)
一般的には女性をクリノリン、バッスルスタイルからの解放されていますが、
実際は、空間の狭さがなせる業。
蒸気機関、自動車、戦乱等により王侯貴族から
大らかな空間と時間を奪った事がこの背景。
一方、産業革命で恩恵を受けた新興Bourgeoisie(ブルジョワジー 仏)の方々は
「社交会=party=舞踏会」の真似事を始めますが、
そこは、新参者の弱さ(未経験)で大空間でのpartyをこなしきれない現実。
これらの状況を「肌で感じ」取り、
果敢にデザインアップされた方が
Paul Poiret(ポール・ポワレ)(1879~1944)さん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする