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WWD JAPAN 2012年の展望されたカテゴリーと服飾デザイナーとは

2012-01-22 | Weblog
WWD JAPAN(2011/12/26発行)で
2012年ファッション業界の展望と予測をされていました。
分類されたカテゴリーは12、そのカテゴリーは

01 ラグジュアリー市場
02 都心再開発
03 コレクション
04 素材
05 SPA
06 Eコマース
07 海外デザイナー
08 トレンド
09 メンズ
10 ラグジュアリー・ブランド
11 セレクトショップ
12 東京デザイナー

服飾制作サイドは
01 03 04 07 09 10 12
服飾供給サイドは
02 06 11
服飾制作・供給サイドは
05
服飾流行感サイドは
08

圧倒的に服飾制作(服・バッグ・アクセサリー等の作り手)側についての
展望・予測が並んでいました。
基本的に 「もの 」 があっての 「物種」 に行き着いてしまう現実かしらん。

この記事中、わたくしどもZIPANGUが注目したのは12 東京デザイナー。
デザイナーの成功条件として次の様に述べておられました。

「1 ビジネスの成功
  クリエーションやオリジナリティーを犠牲にしてビジネス的に成功するデザイナー
 2 新しい価値観を提案し世の中に新しいスタイルを作る事
   ビジネス的な成功に至らずとも記憶に残るデザイナーとして末永くそのスタイルが
   後世の影響を与えるデザイナー
 この2つを成就して巨万の富を得るデザイナー
(例えばラルフ・ローレンやジョルジォ・アルマーニ)となるとまさに何十万人に一人と
 いう奇跡の存在である。
 デザイナーたるものは、何を目指すべきなのか。
 ビジネスに徹するなら守銭奴や売れ筋のコピーだらけなどと呼ばれてもヘコたれない
 『売れる』 ことへの執念が必要。
 ゆめゆめ 『何処何処のコピーなんて言われることのない』 ような
 徹底したオリジナリティーと隔絶した美意識が必要。
 いずれにしても 『高い志』 と 『徹底』 が求められる。
 デザイナーズ・ビジネスは 『遊び』 でもなければ『ゲーム』 でもない。
 東京デザイナー達に欠けているもいるのはその 『高い志』 と 『徹底』 であろう。」

ここで言及されている
「クリエーションやオリジナリティーを犠牲にしてビジネス的に成功するデザイナー」
これは少なくてもデザイナーのお仕事ではないのでは?
『徹底』 した売れ筋似よりアイテムを廉価版で市場にクイック供給するビジネスモデルは
アパレル業界のいにしえからの教科書では。
次に、
「新しい価値観を提案し世の中に新しいスタイルを作る事」
これが出来るお方はクリエーターです。

然らば、服飾デザイナーとは
クリエータである事は大前提として
もう一つ必要とされる能力は
ベクトルが一緒の素敵なスポンサーを魅惑する力量・才能が 「在原業平」 なのです。

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