CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-257「ブルーピリオド」(日本)

2024年08月28日 00時07分43秒 | 日本映画

好きが自分を守ってくれる

 高校生の矢口八虎は成績優秀で周囲からの人望も厚いが、空気を読んで生きる毎日に物足りなさを感じていた。

 苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出された彼は、悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみる。絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を抱くようになり、またたく間にのめりこんでいく。

 そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するが。(「作品資料」より)

 

 コミックを実写映画化した青春ストーリー。

 周囲に合わせて生きてきた高校生の矢口八虎。

 空虚な日々を送っていたが、美術の授業の課題で描いた絵をきっかけに、絵に対する想いがはじけ、のめり込んでいくようになる。

 そしてついには、国内最難関だと言われる東京芸術大学への受験を決意する。

 これまで何となく日々を過ごしてきた八虎。

 ある絵を描いたことから絵を描くことに対し、情熱を掻き立てられる。

 ついには東京芸術大学への受験を決意するが、その過程で自分より才能を持つ者に出会ったりして、挫折と苦悩、葛藤を味わう。

 それでも何とか突き進んでいく姿が映し出され、先行きが気になる展開となっていく。

 明らかに才能を持つ者に出会い、打ちのめされる八虎であるが、それでもきっかけを掴み、立ち上がる。

 美術、絵を題材としているので、野球やサッカーなど結果が判りやすいものではないので、果たして八虎がどのように、その努力の結果を見せつけたのかは、あまりよく判らなかったな。

 ただ挫折と葛藤を繰り返しながら、それでも情熱を持って突き進んでいく八虎を応援したくなる。

 絵を描くきっかけにもなった、一学年上の森まるや、トランスジェンダーである鮎川との絡みは少なめだったかなという印象。

 果たして八虎は、東京芸術大学に受かることが出来るのか。

 青春モノとして興味惹かれる話であった。

/5

監督:萩原健太郎

出演:眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、中島セナ、秋谷郁莆、兵頭功海、三浦誠己、やす、石田ひかり、江口のりこ、薬師丸ひろ子

於:TOHOシネマズ池袋


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