ロンでやって来て、ゲイリーで帰るはめに
ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは大学で心理学と哲学を教える一方、地元警察に技術スタッフとして協力していた。
ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急きょ代わりを務めることに。さまざまな姿や人格になりきる才能を思いがけず発揮したゲイリーは、その後も偽の殺し屋を演じて警察の捜査に協力する。
そんなある時、マディソンという女性が夫の殺害を依頼してくるが、支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた様子の彼女に、ゲイリーは思わず手を差し伸べる。
この出会いで2人は恋に落ちるが、後日、マディソンの夫が何者かに殺害され。(「作品資料」より)
大学で心理学と哲学を教えるゲイリー。
警察でオトリ捜査を手伝っていたが、ひょんなことから自らがオトリ捜査官となって逮捕に協力することになる。
見た目冴えないゲイリーであったが、殺し屋に扮すると幾つもの別人格を生み出し、犯人逮捕の実績が上がっていく。
ある日、マディソンという女性が殺しを依頼してくるが、ゲイリーは彼女を説得して殺しの依頼をやめさせる。
こんなオトリ捜査があるのかと思ったし、ゲイリーも正式な警官ではない感じであったな。
ゲイリーはその後もマディソンと会い、恋に落ちていくが、彼女と会う時は殺し屋のロンとして会っている。
つい自分を偽って恋に落ち、本当のことを言い出せないというのは、ラブストーリーにはよくあるパターンである。
しかし、思わぬ事件が発生し、ゲイリーは決断を迫られることになる。
いったいどういう顛末となるのか興味深かったが、意外な展開になっていく。
ゲイリーがこんな決断をするのが意外だったが、スッキリした結末ではあったな。
ことがどう展開していくのか興味深く、面白いクライム・コメディだった。
/5
監督:リチャード・リンクレイター
出演:グレン・パウエル、アドリア・アルホナ、オースティン・アメリオ、レタ、サンジャイ・ラオ、モリー・バーナード、エバン・ホルツマン、グラレン・ブライアント・バンクス
於:新宿ピカデリー
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