CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-339「王と道化師たち」(韓国)

2019年12月31日 22時14分59秒 | 韓国映画
口頭で説明しろ
 行く先々で"ゆすり"を生業にして糊口をしのぐドクホと取り巻きの一団。彼らの華麗な詐欺の腕前を聞きつけた忠臣ハン・ミョンフェは、王朝の良い評判を捏造する仕事を任せる。
 こうして、ドクホたちは王の周辺で次々に奇跡的な出来事を演出。これにより、悪評が打ち消されたばかりか、民衆は王には神が宿っているとまで信じるようになっていく。
 ところが、次第にハン・ミョンフェの依頼はエスカレートしていき。(「KINENOTE」より)


 王位に就くまでの所業から民からの信頼を得られていない世祖。

 その風評を一変するため忠臣のハン・ミョンフェが雇ったのは、口上と腕前で詐欺を働いていく道化師のドッコとその仲間たち。

 様々な策を練って、奇跡を起こし、世祖の評判を上げていくドッコたち。

 しかし、その裏には思わぬ陰謀が隠されていた。


 単なる奇術とは言えないほどのトリックを見せるドッコたち。

 傍目にはどう見ても怪しいトリックではあるが、その奇跡を民は信じていく。

 ドッコたちは、詐欺とゆすりで糊口をしのいでいたが、この依頼によって豪勢な食事を得られ、ついには官職まで手にするようになる。

 世祖とその忠臣たちは逆賊と言われており、その仕事をすることに若干の抵抗はありながらも、新たな人生を謳歌し、迎合しようと考えるドッコ。

 しかし、思いも寄らぬ陰謀によってドッコたちは窮地に陥ることになる。

 危機に陥ったドッコたちは、どのような奇術で逆襲するのか。

 
 道化師のドッコに加え、軽業師のパルプンや絵師のジンサンなど、様々な能力を持つ者たちが力を合わせ起こす奇跡。

 それによって民たちが心奪われたり、王の評判が変わっていくのは面白い。

 そしてクライマックス、危機に陥ったドッコたちが見せる起死回生の奇術。

 最後はそれなりにスッキリさせられる痛快時代劇コメディであった。

/5

監督:キム・ジュホ
出演:チョ・ジヌン、ソン・ヒョンジュ、パク・ヒスン、コ・チャンソク、キム・スルギ
   ユン・バク、キム・ミンソク、チェ・ウォニョン、チャン・ナミョル、キム・ヒチャン
於:シネマート新宿

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